あさ    フォロー 40 フォロワー 25 投稿数 111

ちょっと暗い短歌がすきです。素直な気持ちで詠みたいです。よろしくおねがいします。

夜深く暗いな暗いねくらい椅子「僕はだあれ?」と僕が尋ねて 

砂糖菓子果てなく積んだその夢に汚れた顔を踏みつけ埋めた 

終わりよし濁さずなんて嘘だから儚い記憶のぼくたちの海 

気まぐれに月が赤くて怖いなら世界の気持ちをいつも知りたい 

さよならのちりあくた眺めほほえむよ瞬間だけが永遠だから 

とうめいになりたいきみの手を引いてひかりのあわいで押し倒したいよ 

さびしいと叫んでいいよここはもうだれもが去った白いベランダ 

またねって雨粒たちに手を振って手を振り返してくれる気がして 

れいぞうこ死角に消えたチーズさん人の言葉じゃなくてもいいから 

そこなんだあなたの鼓動がありました ただそれだけが歌と呼ばれて 

さよならはないよと笑った瞬間に落ちた地球の真中まなかのやさしき 

最果てで水切りをする猫がいてそばでわたしは石をかさねて 

ここでならはじまりを交わし合えるのに遠いあなたの朝は見えずに 

人びとを寡黙な機械が動かします等速直線運動点P 

世界中の誤字を集めた詩集です正しさなんて逃げちゃいました 

鼓膜がさセミになっちゃうよ寂しいよ終わらないでよ春夏夏夏 

旅をするしゃぼんに憧れ触れるかが分水嶺だ小人大人おおびと 

詩の人と数学の人と機械語の人が交わる透視図法が 

ねこがいるふにゃふにゃ揺れるねこじゃらしぼくを咥えたあなたが懐いて 

おやすみだ眠りについた電球よきっとわたしの夢を照らして 

きれいだねこの世のものではない髪だきみは最近この世にきたのか 

陽だまりに聖人のような寝姿が くさ ひと ひかり 十字架の影 

紐がありしゅるしゅるとした質感の見知らぬ犬がぼくに首輪を 

やさしいね水で満たされた白い部屋ひかりが射すとぼくはあなたは 

遺跡だよさよならの梅雨に耐え抜いた枯れた眼まなこは海に還って 

知らぬ間に失われてから久しいねいつかのわたしは二秒後の雨 

白樺の肌をわたしに刷り込んで明日あすには褪せるパレットの孤児 

うかつだね獣が淹れたコーヒーだ昨日の酩酊バッドドリップ 

永遠はあるよと煙草を吸いまして灰がきれいでまっしろすぎて 

安心しろ任せてくれよと金庫さんぼくにはないよなんにもないよ