はらからとわらび分け合う楼の上 誰も見上げぬ新宿の街
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青々と 夏の空見て 君想う あまりに青くて 泣きそうになる
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さあ今から午後の仕事だトイレ行こテレビじゃ芸人笑ってるな~
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西の空 過ぎ去りし人のゆがむ顔 神は見ずともただ手を合わす
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月曜に夫を亡くした奥さんにカメラを向けてもいいかと聞いた
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乾燥機 晴れると君の ありがたみ 深く感じる 初夏のベランダ
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たくさんの 洗濯物に 囲まれて 梅雨の晴れ間に ひとりため息
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紅い爪 あなたのために 装うの あなたの血潮 思い浮かべて
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死にたくて 死にきれなくて 生きている せめてあなたが とどめを刺して
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広い背に もたれかかって 深呼吸 このぬくもりが 手放せないよ
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あなたのね 温もり感じる 夢をみた 目覚めてもまだ 胸が痛いよ
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永遠とわなんて 信じてないの ほんとはね でも今だけは 夢がほしいの
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愛なんて 囁くことも 出来なくて せめてあなたの骨を抱かせて
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大時化の通知とどろに寄するリプ割れて砕けてさけて散るかも
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嗚呼謳う 愛し恋しと云う心 それを抑える それこそ愚か
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過ぎ行くは 早くも遅し 日々綴る 明日はいったい 何時来るのだろう
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牡蠣はおし黙り牡蠣殻の隙間から言葉の潮の満ちるのを待つ
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コツコツと吏の足音が硬く鳴る 「朝」で停まりし汗ばむ鉛筆
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書かないの書きます書くよ書くときは書ければ書こうつくよみの君
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スピードとエネルギーの近似値を求めそれを蛙に変換している
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「種がまだあるならちょうだい」もう枯れた事を言えない(睦月→水無月)
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けのもののしあわせのありかのけものの幸せの在処いづこぞと想ふ
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僕はあなたをたべている次に会うときは 霧の入り江で二粒の砂として
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立葵崩れたままの中庭に青い如雨露をかたむけていた
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雨上がりの腕に小蜘蛛をまとわせてすこしだけ高い空を見ていた
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それぞれの軌道を見せてゆるやかにつばめ散開する町はずれ
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灰色の世界が変わる海の辺にあまねく光ゆきわたるとき
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蟹の爪ひからびている海岸に薄墨色の雲を数える
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どっぷりと水平線を焦がしては「また明日ね」と夕暮れなずむ
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ぽつぽつと地面をぬらす街中に次々と咲く大きい花よ
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