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バラストの灼ける匂いと風の音ローカル線のホームにひとり
21
後ろ手にまとめた手を引かれ行きいやだいやだと大喜びして
14
本棚は古本の香り十五年積み重なった私とあなた
23
雲の色をたしかめたくて
水平線
(
ホライズン
)
大きな海のはじまりに着く
22
みみうしろ やわらか猫毛 もふもふし 思い出すのは 子猫の時代
22
逆光のなかにある街 清水の舞台の傾斜たしかめながら
18
この町の
駅舎
(
えき
)
のライトに照らされてひとりにひとつずつ影はある
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簡単な人でありたい薄い雲ばかり行き交う夏空のもと
32
球体の破壊あるいはたんぽぽの綿毛をとばす 遠くへ あるいは
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ゆび先の 当たるつよさは 不安定 だけど気持ちは ショパンかリスト
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ゆきどけに水面はあり冬舗道ひかりを受けていずこにも空
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