宇佐木 芙和子
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今の気持ちをここに留めて、あとで思い出せるように、詠んでいきます。

哀しみを紡ぎほどきて 澄みわたし 見上ぐる空に星はまたたく
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誰がためか 思ひ及ばぬ 彼がために 纏ふ馨りを風な散らしそ
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昨夜ゆうべ君が作って肩を竦めてた オムレツ思い出す 月浮かぶ
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火照る頬 寒さのせい と繕へど 君に取られし 左手のせい
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幾重にも 包み結びてかざれども 渡せぬままに溶けゆく想ひ
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風立ちて 山もよそほふ頃ならば 我も染まらむ 君の色にぞ
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