ゆうぞら
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かつては日本語を専門にしている大学生でした。
歌の内容は日々思ふこと。
見聞き触れ心に残ったものたち。

「あなたならそんな言葉は言わないわ」ぐつぐつ煮えたカレーの隣で
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紫陽花あじさいとぴちゃんと跳ねる水のとぬるぬる動くかたつむりさんと
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暑いですねあなたはいつも汗っかきね自販機の口からこんにちは
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お空から透明大地へおっこちたバラバラバラ今日は遠足
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おむつなのねむいのそれともごはんなのわからないけど愛しているわ
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誰ですか私の緻密なこの体丹精込めてつくりあげ青く輝く地球ほしに置いたの
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紙の端ぴしゃっと切った指の先 真紅の水が生きた血脈
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ぽろぽろとこぼれた涙は宝石よひとつぶひとつぶ箱に詰めるの
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印刷の活字が愛しい時がある指でつまんで口にいれるの
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風そよぐプラットホームは真空の世界を吸い込む私はどこだ
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湯気の立つ白米真上に生たまご ぷすりと刺して黄金色こがねいろ広げ
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握りしむ稚児ちごの手のひらゆるほどき五指を確認ああ我が子
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ついったあ貴方のページをのぞき見て別れてもなお行ったり来たり
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毎日の「いってきます」のその声が記念日よりもずっと大事なの
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誕生日忘れるわけない貴方の日 私の携帯スマホの暗証番号
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「またそうめん」文句があるなら食べないで土曜のお昼は決まってるのよ
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帰り道 からあげクンとコカコーラ 誰も知らない私の至福
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君想う桜の色の唇とひゅるりひゅるりらあの空に舞う
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いつだって優しい貴方が好きだけどみんなに優しい貴方が嫌い
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草生える腹筋崩壊くそわろたボキャ貧やばみマジ卍
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コーヒーは何も入れない方がいい へんな甘さは後を引くから
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届かぬは愛しきひとの後ろ身と風にてゆるる黒髪さえも
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深夜二時 甘い吐息と絡む指 夜は短し時計よとまれ
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夏休み 打ち上げ花火と最終日 甘くてしょっぱい いちごシロップ
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親友があなたの見つめるその先に。ああわたしってほんとにばかね。
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「本当に削除しますか。」手がとまり。いつまで経っても消せぬ思い出。
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