ゆうぞら
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148

かつては日本語を専門にしている大学生でした。
歌の内容は日々思ふこと。
見聞き触れ心に残ったものたち。

哀しみと切なさと愛を材料に春のレシピを作ってみました。
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その恋を方程式に当てはめた。B問題だし解けやしないのに。
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タピオカとパンケーキなぞ与えればきゃっきゃと喜ぶ女でありたい
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大鍋に喜怒哀楽を入れてみた。ぐつぐつ煮たら愛が生まれた。
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目の前のしゅわしゅわ泡立つその甘いクリームソーダが私の宇宙
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そういえば何か落とした気がするが何落としたか覚えてないんだ
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かわいげのある女ってなんなのよマイメロ好きになればいいかしら
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息吸って五臓六腑に染み渡る東京の空は無味無臭だった
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お使いの携帯電話はあと五分で強制的に終了します
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その傷はカルピスみたいなものだからたくさん泣いて希釈しなさい
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なんとなく椎名林檎を聞くだけの眠らぬ夜を過ごしませんか
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貴方との会話にすっかり日が暮れて渋くなったダージリン飲み
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「死ね」よりも「殺す」の方が愛がある。いつか誰かがこう言っていた。
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インスタの「親しい友だち」編集の意味と定義を教えてください
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アボカドの大きな種をくり抜いた。ぽっかり空いたその穴を見た。
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大人は言うカフェイン摂取で寝れないよと上等だこの野郎これは戦争だ
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いち、孤独 これに遭った時、携帯を機内モードにして画面を閉じる
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自己防衛。夜に溺れたある日の夜。眠れない夜は夜更かしをしろ。
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飛びたかった。ただひたすらに逃げたかった。レッドブルを飲んだ。でも飛べなかった。
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大丈夫。大人になんてなれないよ。刹那を楽しめ。風切って走れ。
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孤独が好き。そんなあなたが大好きで。ゆえに私たちは仲良くなれない。
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みんなしてインスタ映えだか知らないが私は食後の皿を撮りたい
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時雨降るその右肩から滴った貴方の隣を十五分
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冬の夜に東京タワーを眺めてた紅くて冷たいその塔を
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「秋来たり」目見えぬ風 配達員 キンモクセイのかぐわしい朝
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「月が綺麗ですね。」「そうね。月は綺麗でしたね。」
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くちびるの桃色にこい空の下チクタク回れ春の訪れ
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iPhoneのレンズが緻密でも星空はずっと写らなくていい
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その腕の濃い紫の血管を親指で這い生血いきちを感ず
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時とまれカルーアミルクの喉焼けよりずっとずっとずーっと甘ったるくて
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