冬眠
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186

よく眠り、たまに起きる

PCにR-18絵は保存したくないのでいいね!しておく
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一面に一人は「あなた」「きみ」がいて 私にはいない  ハーもう辞めだ…
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新品の本棚組んで並べたが 忘れていたぜ 扉の範囲
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霧深くなんか詠みたくなる朝は 朝ゆえ霧中 アタマ動かず
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悪役が「次の階梯ステージへ行かん」と叫ぶ狂気もわかる停滞
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甘すぎて喉が痛えよ 外国のデカくて安いチョコの後悔
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ちと俺も先進的なフリをして「パートナー」とか言ってみようか
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つまさきに感官がある清浄な朝はつめたい床の誤認だ
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日や雲や月や星やと抜き見るな 見よ全きの天球ひとつ!
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潮騒をまだおぼえてるストロークごとに側頭を打つ淡水
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泳がなくなり筋肉は痩せ細り でも這いすすむc r a w lしかない日々だ
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俺だけが覚えていれば良い そこにプールがあって練習があった
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建て替える前などないという顔でチェーンのドラッグストアが建った
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つまらない悪夢に起きて5:00五時丁度 続編に起き まだ5:30四半時
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朝枕元の書籍と目が合えば"後朝"らしき清涼がある
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一面に性が漂う街中だ あなたも君もわたしには無い
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ふとシャツを見れば羽虫が簾状 全力でかつやさしく払う
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親指は何を思うか深夜二時目よりも近く光を浴びる
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かっこいい横文字たちの意味をまだ知らずにいたい ラタトゥイユとか
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インテリがマッチョイズムに回帰して達したあとに求める握手
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百均に欠けなく並ぶ夏味のふたつあわせて100円の菓子
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文字を追う瞼は降りて舟を漕ぐ遠く爪先だけがつめたい
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雨粒か雨滴それとも雨垂れか飴を転がす音に似ている
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終電や付かず離れず吊革が揺れる 自由なふりをするなよ
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ほんとうの意味で解き放たれたいが ただ上塗りの解放を模す
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戻りたくなっちまったぜ髭はなく体毛薄く声高きころ
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「痛いです」示す片手と飛ぶ歯石 何故止まらない!何故止まらない!
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流し込むビールだけしか知らぬ舌 ビールたることだけが大事だ
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爪先を隠して寝たい掴まれてしまった日には遅いのだから
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迂回した夏から逃げて逃げて秋 きっと踏み越えられない秋だ
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