Utakata
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冬眠
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よく眠り、たまに起きる
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まどろみと言えば誰もが羨んだ とき とめどなく夢を渡って
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しわくちゃで震える五指は10円をつかんで落とす安酒がため
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しわくちゃに湿気ったカバー乱雑に破りぼくらの冬が終わった
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やることがあった気もする春休み そのリストすら
紛失
(
な
)
くしましたが
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キャラクリの季節や春につよつよな2ndキャラでやり直したい
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おれだけは今日を遺そう葉桜よ甲斐性のないスマホのカメラ
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なけなしの行動力を悪者に搾取されたる春の陽気よ
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夏なので春の花粉は終わりです。終わり気分で換気している
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清浄な空気が満ちて朝 おれは
邪
(
よこしま
)
だから寝てていいのさ
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春雨にやわらぐ薔薇の芽のはりをおもえば冬も見送れるかな
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したくもない自慰 読みたくもない漫画 いっそ焦りも消えればいいのに
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嘘はヤだ、嘘はヤだけど僕だって「あなた」とわらう
詩
(
うた
)
をよみたい
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眠りたりない朝だからうたを詠む 消えようとする深夜を留めて
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ひとはこのマスクは急に我々の時給を超えて尊くなった
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正直を詠めといふなり「ふにあなの」「少女性の」と初句に吐露せむ
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ひらがなのうたにおけるは強きにて隠語とて趣が生えたり
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体温でとろけるらしい1フィート ハチミツの名を騙る固体よ
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鈍色の空と脳から成るうたを残らず毟るヤギになりたい
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趣を放ちつづける詩集たち破れた帯のささくれまでも
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捲るおとは春雨のよう突然に幕引きされてわたしふらふら
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滔々とページをめくる手は止まる そういや僕は現実に居た
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つぶやきに混じるなきごえ日に増して僕もあなたもつらいにゃんねえ
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さん付けで呼びたいポテチばかりある 言葉は重く袋は軽い
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ひさびさに足を通したスラックス 安物だからすぐに縮むわ
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『告白』に書かれる彼は書く彼を見ることもなく消えたのだろう
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ぬるくなる直前の茶を飲み干して数分後には冷たいうつわ
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ゆっくりと金平糖は角を欠く 愛されるべきアンリアルたち
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性欲をひどい仕方で用いるな/しかし間違うことは避けたい
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車窓にはひとりツイート見て笑うオタクがいるな、誰だよあいつ
w
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ツイッター、意見も画面構成もどんどん狭くなりがちという
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