Utakata
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刺草キロ
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シニアスタッフの営業マンです。同性同世代の歌に特に反応してしまいます。また、にわか相撲ファンです。
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立秋って暦の誤植じゃあるまいか 言葉の響きされど涼しき
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エアコンに冷えた体で外に出て 「あったかい」などうかつにこぼし
18
冷房やシンシンとして肘痛し つけずに亡くなる人もゐるらし
14
酷暑ゆえか冷房きき過ぎ我が社内 カーディガン着るなんといふロス
18
盆をどり あの輪に入るを躊躇ひて 手をポケットに眺む若き日
21
五年かけ使い尽くしたインク壺
日記
(
にき
)
に録した数多のおかず
18
今まさに解き放ちたい衝動と 今の暮らしを守る心と
16
手垢つく「幻想的」っていふ形容 うたびとならばまずは使わじ
12
花火にはミュージックなど なかぶせそ どんといふ音そのあとの間
16
どんと鳴る次の間こそやいとをかし 待つ間にかさぬ
盃
(
さかづき
)
と豆
16
生き慣れたサラリーマンもあと一年 覚悟ができぬ無為といふこと
16
リタイア後は農作業せよと妻が言ふ 虫とかでるから嫌だと答ふ
18
やってもた罪悪感や半端なし
家
(
いえ
)
系ラーメン汁まで完食
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仰臥して全身に受く雨粒で 同化してゆく植物界に(屋外プールに行くっ)
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真夏日に不快な匂いの筆頭は 男の汗の刺激臭なり
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静かなる執事のやうな盲導犬 電車の中で身じろぎもせず
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薄曇りすず風冷ます火照り肌 日傘いらずの久々の朝
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河口端パラソルかざし夕涼み 津波警報聞かぬ人をり
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抜き打ちの津波警報そら耳か 常と変わらぬ荒川の嵩
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くま蝉とみんみん蝉が木のごとに 棲み分けて鳴く政党のごと
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前髪で「貞子」のように顔隠し ぢっとしている地下鉄の
女
(
ひと
)
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瀝青に日傘の影や五角形 その面積の熱から逃れ
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麗しきロングヘアーの手弱女よ 美しいけどさぞや暑かろ
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来し方と行く末をさへ思はねば 苦しみもなく哀しみもなく
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アルバムの古い姿を懐かしむ そんなの嫌だと自らに課す
16
田舎だからって牧歌的であるわけない 煮詰まったなら人は狂うわ
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逃げ場なき暑さに倦んで怠き昼 ふと思ひたち小野リサを聴く
15
井戸水を水源とするこのプール 酷暑の夏も常に冷涼
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照りつけるプールサイドで仰向けに 蝉の時雨と
FM
ラヂオ
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灼けついたプールサイドを足の裏 さぐりさぐりて水面に臨む
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