Utakata
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未多来 mita_kuru
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片想いの裂け目に薄めたカルピスを注ぐくらいのほんのりと恋
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No more rules , rougeにルーズの伝言 意味なく競って馬鹿みたい
4
なめらかな人生の中の曲線をあなたに見てる今日こそは晴れ
12
雲間には青空透けて渡る鳥さへ啄まざる廓寥の死骸
6
七つの夕陽を織り畳みもう一度あなたに逢える空に恋降る
6
例えば夜があなたなら唇でそっとまぶたに触れてきてほしい
8
午後の古書に光り消えゆく文字追って紙魚の食う言葉ばかり集めてる
11
はっとしたら、ひょっとして...ふっ、としたら...へっ、と笑い、ほっとしてくれたら
9
満たされた心で見れば野の花も雨も透明で同じきらめき
18
踊る雨の足音を聴く枕元 この夜を梅雨が通り抜けてゆく
15
贖って許しを得ると信じてる人の心には消せない十字架
12
真円は割り切れないのに僕たちは月の影ばかり追いかけている
10
月曜をキャンセルして誇張された現実を素朴なピザに戻そう
6
可愛い嘘を愛しながら少しずつ傷つくような来世の約束
16
愛憎の
坩堝
(
るつぼ
)
の中で溶けて恋 歓び 嘆き 残ればまた愛
11
手のひらで掬った水彩画の中で過ぎ去った日々を想い出に流す
15
運ばれてくる雲には風 夢の船 歳が経っても夏を想ってる
12
この心臓の屈折に虹があると信じて生きてゆく光の下
9
いつからが朝でどこからが友達か自信の持てない今日の僕たちは
15
後ろ手に翳したマイクを振りかぶりshout some maybe
貫
(
ぬ
)
く空
明媚
(
maybe
)
2
夕立に揺れる紫陽花の語るには 前世で泣かせた人の涙とか
7
何という事もなき日を特別にしてゆくための歌を書いている
13
吾のみの隠れ家に吹く小径の風ありて口ずさむは小さき詩
6
この辺にあなたはいて、いるはずで その刹那だけが永遠だった
7
肉体は過去からの使者 野に花に鼓動を響かせ呼吸に満ちる
10
校庭に引かれた衛星軌道から赤い彗星になる子どもたち
9
触れ合った袖から漏れる残り香をあなたの言葉として出逢いたい
10
白昼に片割れ月は抱き合って そして二人は泡沫へ還る
7
泡沫に飛沫は跳ねて夢魚。鱗、白昼煌めき消えゆ
6
山荷の葉 露濡れた日の幽きも隣にいたこと薫りにて覚る
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