秋人(あきと)
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詩は長年書いてきましたが短歌は今年(2023年)の夏あたりから詠み始めた初心者です。
様々作品に出会って日々刺激を受けています。

過去問の 答え合わせをしたとこで 夢と終わった愛は戻らず  
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地方にて お国訛りの言葉壁 翻訳アプリで道を尋ねる  
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勝者無き 戦幕閉じ平安の 枯山水に春のせせらぎ  
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怒らない だから真実言ってごらん 都市伝説が怪しい微笑み  
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誇らしく我が人生吐露するも反省多く声先細る  
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せっかくの繋いだ手と手さよならと 振る手に浮かぶ恋の残像  
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通勤の バスにて恋の 散るを知り 降りますボタン 静かに点す  
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十歳で恋を手にしてそれっきり 二勝目まだかと二十歳の春に  
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ご機嫌に 奏でるギター旋律が 見知らぬ愛の傷の癒しに  
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初戦にて 決着つかずラブゲーム 勝負衣装の二の矢三の矢 
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一言もただ一音もこぼさずに消化してゆく血と肉とする  
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満足に たったのひとり愛せずに 人類愛が聞いてあきれる  
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恥もなく 外聞もなく 好きだよと その口が言う この口が言う  
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昨日まで 着かず離れず掛け布団 抱いて離さぬ肌寒の朝  
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夕暮れに おでんのささやきコンビニの 冷やし中華の日焼け跡から  
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いつ時も 忠誠心のワン返事 犬も歩けばミッション遂行  
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メイク変え 対人評価上がれしも 顔認証ではNG判定  
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授業にて 戦国時代歩めども 安土城跡傍観するのみ  
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捨てられし 儚き恋の落とし物 涙滲んだハンカチ拾う  
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チャイム鳴り 授業息抜き自由時間 給食思い頬杖つくのみ  
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交差点 ひとつ間違え山紅葉 季語も曖昧ナビの地図詠み  
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廃墟にて 芽生えし愛を抱きしめる シャボン玉の弾けぬ強さで  
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愛入れぬ 二十九文字のラブレター 言葉足らずで恋に至らず  
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食リポを 美味しいだけで済ませれば 愛と手料理冷めるしかなく   
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駅内に 新設されたロッカーに 名をつけるとしたらジョン・レノン  
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若僧に 負けじと踊ってみたものの 腰悲鳴あげるし膝笑うし  
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秋冬の 衣食が世間騒がすも おかまいなしに鳥の巣作り  
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口を衝く 止まぬ言い訳反故にして 三十一文字出直し図る  
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本人の同意もなしに受理される太郎と花子の婚姻届  
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ひとりいるベンチに並び腰下ろし 何も語らず何もけがさず  
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