Utakata
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秋人(あきと)
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詩は長年書いてきましたが短歌は今年(2023年)の夏あたりから詠み始めた初心者です。
様々作品に出会って日々刺激を受けています。
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ペダル漕ぎ バスを追い越す春風と 煌めく海の景色分け合う
9
傘持たず 打たれるままに千の粒 素知らぬ顔で嘘つきな空
6
ロスタイム 口づけ交わし
時間
(
とき
)
止まり 二人残して動き出すバス
5
訪ねれば 桜愛でるに徒歩二分 伸ばせば届く春の近さよ
8
ペン休め 空の余白に語らせる 無口な冬に愛の育み
6
ユニフォーム サイズが合わず着こなせず 似合ってないけどチームの一員
7
野球史に 功績残しミスターの フレーズの端々オノマトペ
4
贅沢に 時間使って搾り出す タルタルぽたり レタスにエクボ
4
ごめんねと 言わせる涙潤ませて 沈んだ瞳愛を育てる
3
エリートの ホワイトカラーYシャツの 無敵の白がカレーに怯える
5
ペン売り場 相棒選びの試し書き 人それぞれの推し字で溢れる
7
愛犬と のんびり歩く盗塁王 園児駆けゆく通学往路
3
明白なスピード違反 言い訳の言葉選びは安全運転
5
衣食住 共に過ごした街並みが 滅びながら再生してゆく
5
口よりも スープ欲しがる客人の 口髭あご髭香るコンソメ
4
ふたりから ひとりを引いた いちの数 数字以上の深い寂しさ
13
秋風の 便りを添えて梢より 降りて手のひら枯れ葉一枚
7
冷蔵庫 残り物にて二句三句 創作持ち寄り賑わう句会
7
新年に 目標立てた箇条書き 年末掃除枯れ葉と燃える
10
大掃除 ホコリをかぶった夕刊紙 一年前の今月今夜
11
波乗れず 群れからはぐれ岸辺着 ペットボトルとキャップの色違い
5
学び舎の 想い出残すフイルムの 最後の一枚集まる笑顔
9
断捨離の 要らぬ物とか要らぬ者 分別する側される側
4
価値観や 生き方などを超越し 寄り添い合える雨宿り下
5
「さよなら」と言われる前に「さよなら」と 負けず嫌いが恋の敗因
5
もしかして 恋でもしてる? ここ最近 メイクアップなんかして紅葉
5
ブレもせず まっすぐ育ったじねんじょに あやかりたいと旨味噛みしめ
4
手放した 僕のものではない恋が 愛しいままに遠く瞬く
1
行間に 思いの丈を詰め込むも 重い理由に受け取り拒否に
4
寒風に 草木枯れゆく初冬にて 季節外れの恋の花咲く
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