秋人(あきと)
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詩は長年書いてきましたが短歌は今年(2023年)の夏あたりから詠み始めた初心者です。
様々作品に出会って日々刺激を受けています。

緩む風 咲かない恋に見切りつけ 委ねて空の旅へ羽ばたく  
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別れとし 選んだ道の立つところ 澄み渡る空 淡い想い出  
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散る花に 紛れて雪の下手な嘘 冬を見慣れて春に気づけず  
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立つ春に 届けとばかりウグイスが 声張るほどに暦疑う  
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日差し受け 春を知らせて花時計 咲かす会話に時間ときを忘れる  
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温む川 散りゆく桜 花びらを 交わして泳ぐ稚魚と並走  
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ひらひらと 桜花びら手のひらに 持ちきれなくて風に運ばせ  
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駆け足で 春告げるべく花時計 箸も喜ぶ食の彩り  
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頑なも しくじり坂を転がれば 心身共に丸く仕上がる  
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春闘も 鳴くだけ無駄とホトトギス 季節移るも景色変わらず  
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ひっそりと イチゴ畑の女王が オーラを消して花を咲かせる  
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春風が 空気を読んでレベル弱 時間をかけて景色着色  
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春風を 吹かせて走る登下校 ランドセル中夢を踊らせ  
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突然の 失恋災害ダメージも 非常食にて救われる夜  
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おろしたて 靴心地良く歩き出し 桜並木の道を訪ねる  
10
春土産 割り切れる数大福に 偶数人の視線釘付け  
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淡雪を 乗せて消えゆく交差点 赤いシグナル季節を置いて  
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ペダル漕ぎ バスを追い越す春風と 煌めく海の景色分け合う  
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傘持たず 打たれるままに千の粒 素知らぬ顔で嘘つきな空  
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ロスタイム 口づけ交わし時間とき止まり 二人残して動き出すバス 
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訪ねれば 桜愛でるに徒歩二分 伸ばせば届く春の近さよ  
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ペン休め 空の余白に語らせる 無口な冬に愛の育み  
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ユニフォーム サイズが合わず着こなせず 似合ってないけどチームの一員
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野球史に 功績残しミスターの フレーズの端々オノマトペ  
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贅沢に 時間使って搾り出す タルタルぽたり レタスにエクボ  
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ごめんねと 言わせる涙潤ませて 沈んだ瞳愛を育てる  
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エリートの ホワイトカラーYシャツの 無敵の白がカレーに怯える  
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ペン売り場 相棒選びの試し書き 人それぞれの推し字で溢れる  
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愛犬と のんびり歩く盗塁王 園児駆けゆく通学往路  
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明白なスピード違反 言い訳の言葉選びは安全運転  
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