Utakata
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由ニ
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「ゆに」と読みます。
主に詩を書いていますが
短歌はまだ慣れず苦戦中
よろしくお願いします🙇
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満開を 競う如くに 満ちる月 満点の花 満帆の夜
18
薫風が だるい背中を 押してった まだ動くかな やる気スイッチ
19
あと一行 思いあぐねて 立てぬまま バスを一台 見送るベンチ
26
山の端を 喰む雲の舌
寂寥
(
せきりょう
)
が好物と心を追ってくる
15
年々と 似てくる夫婦 男女差も 曖昧にする 老いの凄さよ
29
風の手も リンと鳴らせぬ 風鈴草 雨に打たれて ポツリと泣いた
18
太陽も 月の光も 通れない ここにいる証の影法師
15
真夜中の こむら返りに 悶絶中 口開けて寝し 旦那は他人
24
砂漠より 言葉通じぬ 来日者 ジャリジャリと 翻訳は擬音
18
過ぎた恋 取れたと思った かさぶたが そぼふる雨に しくしく痒い
21
新緑の ハミング空へ 薔薇を呼ぶ 風の口笛 雨の手拍子
20
何気ない朝も 失意の 夕暮れも 同じメロディ コンビニのドア
25
知らぬ街 靴音までも 素っ気なく 系列店の ネオンに和む
15
母と見た 空へと続く ゼラニウム 目印のごと 青に映えゆく
20
ルビ振れぬ あちこちタップが マジ怖い ようやく覚えた
65
歳
21
紫雨浴びて 枯れゆく頬も
艶
(
なま
)
めかし バス停までの 藤のまやかし
18
沈丁花 甘さの奥で あの人の 整髪料の レモンがふわり
15
まだ眠る
藤花
(
とうか
)
見下ろし ひこうき雲 初夏の翼を 置いて消えゆく
15
八重桜 笑ってるようで ひとひらの 儚さ隠す 重ねたフリル
18
喜びも 絶望さえも 見下ろして 医大の前の 銀杏は青葉
21
頬に落つ 翠雨は熱を 奪わずに 唇に露 指して流るる
10
横顔の 影を見ながら 飲み干した ソーダ水の中 砕けた「またね」
14
いくつもの 空をくぐりて 咲く花に 身悶えるよな 手の中の種
15
覗き込む 瞳のままの イヌフグリ 笑ってる私 泣いてる私
16
命から 剥がれた軽さ ひとひらの 旅は水面か 輪廻の大地か
11
まだ力む 背中を
掠
(
かす
)
め ひらりひら 頑張れと言わぬ 桜のエール
15
一年の 悲喜こもごもを 知りもせず 昨日のごとく 燕が戻る
19
空仰ぐ落花の上に傘の花見え隠れする枝の恋しき
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