Utakata
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由ニ
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「ゆに」と読みます。
主に詩を書いていますが
短歌はまだ慣れず苦戦中
よろしくお願いします🙇
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調べるも 買うも売るのも 指ひとつ 浮いた時間も スマホが喰らう
23
年金の 手帳と一緒の 引き出しに
流行
(
はや
)
り遅れの 赤い口紅
30
こづかいで 買えた一本の カーネーション 贈る喜び 知った幼き日
25
母さんと 呟くほどに 戻りゆく ずっといると思いし 遠い日へ
20
遠ざかる 傘を追いたい
傍
(
かたわ
)
らで 色は移ると 紫陽花ゆらり
20
母の手を 掴めず覚めて
夜半
(
よわ
)
の月 母より老いた この手合わせる
34
まだ残る つつじの赤に じりじりと 詰め寄ってゆく 夏の前足
27
雑用を 増やす旦那の 連休が 終わり ようやく私のホリデー
26
撫でられて とろける顔の 猫ながめ 幸せなのは この手とこの目
29
暑さにも 弱りゆく手に
泡沫
(
うたかた
)
の 夏の背を追う 朝顔の種
17
風
捲
(
めく
)
る ページの文字に 問うてみる 迷ってばかりの 恋の行方を
20
満開を 競う如くに 満ちる月 満点の花 満帆の夜
20
薫風が だるい背中を 押してった まだ動くかな やる気スイッチ
20
あと一行 思いあぐねて 立てぬまま バスを一台 見送るベンチ
28
山の端を 喰む雲の舌
寂寥
(
せきりょう
)
が好物と心を追ってくる
17
年々と 似てくる夫婦 男女差も 曖昧にする 老いの凄さよ
31
風の手も リンと鳴らせぬ 風鈴草 雨に打たれて ポツリと泣いた
20
太陽も 月の光も 通れない ここにいる証の影法師
16
真夜中の こむら返りに 悶絶中 口開けて寝し 旦那は他人
25
砂漠より 言葉通じぬ 来日者 ジャリジャリと 翻訳は擬音
19
過ぎた恋 取れたと思った かさぶたが そぼふる雨に しくしく痒い
23
新緑の ハミング空へ 薔薇を呼ぶ 風の口笛 雨の手拍子
20
何気ない朝も 失意の 夕暮れも 同じメロディ コンビニのドア
25
知らぬ街 靴音までも 素っ気なく 系列店の ネオンに和む
17
母と見た 空へと続く ゼラニウム 目印のごと 青に映えゆく
20
ルビ振れぬ あちこちタップが マジ怖い ようやく覚えた
65
歳
22
紫雨浴びて 枯れゆく頬も
艶
(
なま
)
めかし バス停までの 藤のまやかし
18
沈丁花 甘さの奥で あの人の 整髪料の レモンがふわり
15
まだ眠る
藤花
(
とうか
)
見下ろし ひこうき雲 初夏の翼を 置いて消えゆく
16
八重桜 笑ってるようで ひとひらの 儚さ隠す 重ねたフリル
18
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