Utakata
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カメそば
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ヘビイチゴ 甥っ子勇者と 行く森に ルビーのごとく 赤く輝く
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チンチンと エンジン冷える 静けさの峠に おはす馬頭観音
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飾られた 手縫いのマスク ゆるキャラも 埃被りて いく商店街
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図書館の 廃棄印が 付きし本 選びて楽し 老父の休日
11
めおと鳩 ドデッポ鳴きて ベランダを ロックオンして
大家
(
われ
)
に挨拶 (巣作りの季節)
10
父の自慢 諸橋轍次の 大漢和 開かれぬまま 寄贈書となり
11
秩父事件 石碑に触れる 我の手と その手に止まる 虻の一匹
9
週末は 言葉を削り 削られて 短歌は時の 底なし沼なり
8
外来種 桜を内から かみきりて 春のアーチの なき新年度
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収穫の 麦の穂 雨をしっとりと含みて重し 純金のごと
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青竹を 踏んで作った 自慢の麺 人まで踏むと 口コミにあり
6
床の間に 鯉の掛け軸 既になく マキタの工具の 充電を待つ
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庭に来る 野鳥の声に 耳澄ます ホケキョ以外は わからぬ歌詠み
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古き家 壁に掛かった ナマハゲは 子ら去り後も 泣く子を探す
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五月雨に 空気の澄みて 山近し とうきびの穂 ほのかに香る
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エアロ漕ぎ 弱虫ペダル 観ていたら 気づけば山で 我も坂道
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土手一面 艶やかな黄に 記念写真 ググると黄文字の 特定外来 (オオキンケイギク)
8
酔いどれの 爺さん拾えば 元陸士 駅にて別れ 敬礼される (新宿にて)
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五月雨の 涼風すでに 心地よし 思いやらるる 風情なき夏
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道の駅 地元名物 ねぎ焼きを 土産に楽し 初夏のドライブ
8
カタカナの名札 お国はバリ島と 聞いて見つめる 指はしなやか (コンビニで)
8
老人の カプセルトイは 己が手で 残りし運を 試すがごとく
10
峠道 ペダル踏み抜く 我が耳の 遠くに聞こゆ 初夏のハルゼミ
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三行半
(
みくだりはん
)
酒に突き付け はや
九
(
く
)
年 夏のビールに 復縁迫らる
15
スケート場 跡地に繁る 夏草は 氷の日々を 覆いて高し(白久にて)
11
若き穂の 玉蜀黍の 指す空は 梅雨入り前の 未だ薄き青
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読まないで 積まれた本の 背表紙を 続けて読むと 叙事詩のごとく
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貰い物 きゅうりの礼は 小松菜で 笑顔の巡る 野菜外交
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初夏の風 千本桜の 木漏れ陽に 涼むバイクと シートの眼鏡
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紫陽花の 道に看板 クマ注意 茂みガサッと 小さなアナグマ
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