Utakata
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カメそば
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バンフという 名の喫茶店 友達と 夢を語らう 深まる秋に
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上京し 自分の歩く 初めての 街眩しくて 弾んだ弥生
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君のこと 歌に詠んだと はにかんで 聞かせてくれた 初夏のキャンパス
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野外飯 こぼれるゴマを 空からの 贈り物とて 運ぶ蟻たち
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三十年 前の団体 記念写真 どれがじいじか 分からない孫
11
小六で 古典落語に 魅了され 夢は富くじ 当たって隠居
13
揺れ動く 家に戻れず 人のいる 場所を探した 2011
7
既視感の あるツインタワー 新たなる 世紀も
戦
(
いくさ
)
2001
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カナリヤと 防毒マスク 朝昼も テレビの前の 1995
8
閃光に 広場は裂かれ 道に立つ ひとりの青年 1989
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飲み会で パワハラ上司を 殿と呼び 鬱憤ぶちまく 家臣の我ら
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著作権 なき世のスナック 看板に ルパンと不二子が ウインクしてた
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二年だけ 住んだ我が家を 訪れて 昔の笑い 声聞きに行く
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秩父路を バイクで行けば 標識に 座る木霊が こちらと招く
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二階から 小さく見えた 水平線 いつか一人で 行こうと決めた
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埠頭にて ホットドッグを 頬張ると 幼き我に 船の背高し
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ベースキャンプ 金網越しの 地平線 滑走路には 揺れる陽炎
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産着
(
うぶぎ
)
着た 甥っ子の目 見つめると 子犬のような 笑顔ほころぶ
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半べそで 捨ててと頼んだ 大好きな 水木しげるの 妖怪百科
9
夕暮れの 空に響いた 轟音は 1985 あの日の秩父
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雨上がり 小さい頃の 神様が 舞い降りてくる
梔子
(
くちなし
)
の庭 「やさしさに包まれたなら」
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少年は そっとつぶやく 母上と 杉のこずえに 星を見上げて 「一休さん」
8
何にもない 大地にゴロンと 寝転ぶと 星には夜と 朝がまた来た 「はじめ人間ギャートルズ」
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枯葉散る 白いテラスの 夕暮れは わたしが愛に 包まれたとき「天才バカボン」
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うたかたの 思いのままに 詠む歌に いいねを求む 歌詠みの業
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奥武蔵 グリーン街道 香る風 葉裏奏でる 森の音楽
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「ひとつだけ」 朗読してた 先生が 声ふるわせて 泣いた教室
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居酒屋で 花火とケーキの サプライズ はしゃぐ乙女の
齢
(
よわい
)
は五十
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降車駅 ひとつ乗り越し 歩く夜 田舎のひと駅 なんと長きよ
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久々に 人と交わり せし後は 己ひとりの 弱さまた知る
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