スズキヒカルコ
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コーヒーとおまんじゅうと短歌。

「さよなら」と言うタイミングは何度でもあったのだから、だから、二人は。
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悲しいとコーヒーばかり飲んでるので、私のカップだけ何か汚い。
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『ありがとう!』メモ添えられたのど飴は、カラカラに渇いた喉潤した。
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家用の眼鏡で仕事来ちゃったけど、誰も気づかないしどうでもいいや。
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雑魚なので、誰にも愛されないけれど、時々鱗が、綺麗に光ります。
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「今日こそは」と期待したけど案の定、やっぱり今日も、仕事はつまらない。
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鯉に餌ばらまくように愛情をばらまいている彼の裏アカ。
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始業前のラジオ体操の時でさえあの子はかわいい。色即是空。
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朝の駅。雀が雪をついばんでる。くちばしって寒さ感じないのか?
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化粧水冷たい朝の雪が降る。高い方の傘持って出かける。
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「ひとりだと寂しいですよ」と六十二歳の先輩、カフェオレすする。
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「好き」だとか「優しくしたい」という気持ち、小さなチョコでしか表現できない。
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昨日の夜、どこかに落とした錠剤を、掃除機が吸い込む音が響いた。
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室外機に腰掛けてアイス食べていた六月のある日。友は人妻。
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病院の帰りに寄った公園で、「結婚したい」とふんわり思う。
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Wi-Fiもない電波も悪い仕事場で、来ないであろう返信を待つ。
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偉そうにするなよ、私。毎朝のバスであの人に会うの期待してて。
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初歩的なミスで叱られ帰り道、ちびちび飲んでる春のお汁粉。
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「会いたい。」とLINEしかけたその指を、デグーが優しく甘噛みしたよ。
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芋けんぴ。先が結構尖ってる。孤独な頬をつついてみたり。
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コインランドリー。中島みゆきを口ずさむ。回る回るよ、パンツは回る。
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誰のことも信用してないあの人は、若い頃かなりモテてたらしい。
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倉庫へと続く薄暗いこの廊下。あの人と二人、歩いた廊下。
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「かわいい」と言ってくれたのはあなただけ。「付き合えない」と言ったのもあなた。
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ピザまんが売り切れてるという絶望で始まった今日の休日出勤!
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壁時計の電池が切れて三時間。ずっとこのまま十時ならいいのに。
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仕事って嫌だな。心がモヤモヤする。今日も一枚、宝くじ買う。
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真夜中に柿ピーむさぼり舌を噛み、出来た悲しい口内炎です。
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芥川と太宰の本は売ったけど、『すごいよ!マサルさん』は売れない。
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また一つサプリが増えたキッチンで、立ったまま飲む第三のビール。
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