Utakata
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窓を抜け排水口を流れ落ち水路にたゆたう俺の憂鬱
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れ、れんらく、さき交換してみませんか?どんなシミュレーションも潰える
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10年の社内恋愛をしていたと苦笑いして話す同僚
5
君の手も君の眼差しも愛しいよまるで中学生の恋だな
4
カーテンをすり抜けてくる夜の吐息あなたの肺の律動を思う
5
ほんとうになりそうなことを考えないために眠るよ夜まで眠るよ
4
横たわる 青いカーテンが欲しいなあ 海の近くに越すのもいいな
5
お前らは鳥のつもりかもしれないがお前らのフンを片す人もいる
3
なけなしの勇気を使う時がきた使うとは確約していません
4
学歴を他部署の課長に嫉妬されうらやましいならデモでも起こせよ
4
とにかくさやれることをやるしかないよやれることだけしかできないし
4
我々は誰しもいつか死ぬんです 皆さんそれを分かっていますか
1
たすけて、と小さく声に出してみる夜もある 返事はもちろん無い
3
気がつけば運転席にいる自分 後ろの席にはもう戻れない
1
恨まれぬために役立つことをする ローマ時代の奴隷のようだね
1
三叉路でウロウロしているだけの俺 何も決めないことの安楽
4
好き、という切符を握りしめている 汗で滲んで行き先不明
5
開かれぬままに私をあたためる本 木曜にだけ会う君がそれ
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「感情のままに動いたことはある?」ふたが固くて開けられぬジャム
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絡まった糸をひたすら解いてく君のもいいよ僕が解くよ
5
絡まった糸のほどき屋さんになる なっている知らない間に僕は
1
「今日もまた心臓が止まらなかったな 」この一文を八十年分
2
どのようなときもいつでも最善を そうした俺を見てビビる人
3
君の目をなんとはなしに覗き込む気づいた君がふと目を逸らす
4
好きな人に好きだということあまりにも大きい二文字で息が詰まるよ
2
それはだめ降ろしそこねた古ぼけた鞄をぼくに委ねることは
4
手に届く範囲の石をかき集め城には遠い城には遠い
4
眠るたびなにかを手放すような気がする気のせいかもしれないですが
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大切な会議を前に眠れずにあらゆる過去が滝の如くだ
7
子ども連れがやけにたくさんいる電車 辿り着けない異国の街だ
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