Utakata
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頭から布団被りて夢は見ず 我恐るるは夜か夜明けか
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歌うのは三十一字を描く間 僕の中から死が消えるから
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生きるため傷のつかないふりをして 汚されないよ君の心は
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「頑張れ」じゃ前を向けない時のため 不要不急の夜更かしがある
8
棚の裏 埃かぶった夢ひとつ 燃えるゴミの日間に合いますか
6
ごめんねと感謝と敬意とさよならを カバンに詰めて逢いに行きます
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父親は夜景を作る側でした 大人を二つに分けるとしたら
6
あと何度惨めな夜を過ごしたら僕を肯定できるのだろう
5
外は雨 ウイスキーでも酔いきれず 夢の定義を辞書で引く夜
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この街でポイントカードを作らないあの子はたぶん辞めるつもりだ
6
無能だと母が見捨てた僕にでも君を救える武器が短歌で
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どん底も眠れぬ夜も生き抜いたあなたの轍に咲く花を摘む
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猫ならば生きてるだけで愛される 神様来世は猫がいいです
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大切なものも会いたい人もなく 飛べない鳥は羊を数える
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幸せは基準がないから残酷だ 人と比べてまた傷ついて
3
ふくよかな野良猫のびる陽だまりに春を見紛う 欠伸がうつる
4
如月とピアノの上に青が降る 夜で逢えたら昔話を
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「しにたい」を否定できない人の目に映る景色をやさしさと呼ぶ
6
冬までに星になるのと笑う君 とめたい僕は偽善者ですか
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誰よりも僕の味方でいてくれた君への花だ、文字列すべて。
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逝かないで その五文字さえ声に出ず 供えてほしい花の名を聞く
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