Utakata
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二十五時 記憶に首を絞められて 君が遺したマルボロを吸う
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落伍者のレッテルさえもないけれどエキストラにはなれたでしょうか
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「ブラックだ、でもムショクよりましだよな」 励まし合った友は還らぬ
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月曜日 機内モードをオンにして パン屋をめぐる旅に出ようか
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紙食べるオフィスの小さな怪獣よ この憂鬱もきざんでおくれ
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一人知る君が重ねた優しさで起こらなかった争いの数
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届かない手紙書いては秋が来て明日あなたより年上になる
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この夜もあなたの言葉取り出して 下を向きます 雨が降るから
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さよならとまたねのちがいもわからないずるいあなたがいまもすきです
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さよならとまたねのちがいもわからないあなたはとてもいじわるなひと
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風鈴も鳴らない部屋で後悔と虚無と一緒に暮らしています
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光差す道を選べぬ日もあった 正しさだけじゃ生きていけない
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変わらない君が隣で笑うから 夢と知りせば覚めざらましを
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僕だけが三十回目の夏にいて制服のままの君を想う
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「も」と打てば謝罪の文が予測され消毒液が傷に沁みる夜
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親ガチャが失敗だって顔をする少女と少女のカッターナイフ
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タイパ主義送料無料にころされた運送業の父の労働
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しにたくて腕のホクロを数えてるマジックカットも切れない夜に
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あの日見た夢の続きを今もまだ捨ててないから傷つくんだね
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優しさは時に心に刺さるから 「涙拭けよ」で泣いてしまうよ
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二千回もう辞めようと考えて二千一回とどまる僕ら
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花束を抱えて歩く海岸線 渡す相手のいない世界で
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卒業だ あなたがくれた短歌集 僕が作者と言えないままで
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ぎこちない会話を返すAIがときどき私を安心させる
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一瞬の未来を描いた過去でさえ凶器になると知って埋めたよ
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横に飛ぶ怒声も明日は我が身だと 考えている 考えている
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チャーハンとピラフの違いも分からずに三十五歳になってしまった
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すれ違う県外ナンバーわナンバー 街から出られぬナイチンゲール
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耳を打つ 俺宛のような音楽で 白線内にとどまった朝
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うなだれる 駅のホームの若人へ ブルーハーツを音漏れさせる
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