Utakata
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鴨でさえ身を寄せ合って暖をとる私は一人コーヒーを買う
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ただ祈る 雪が降らないその街で 君が一人で凍えないこと
6
死んでから優しい言葉かけるなら目が合ううちに痛みに気づけよ
4
真冬でも君が笑顔で食べるからアイス半額の日を覚えた
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どこにでも歌を心にどこまでも君が口ずさんでいた歌を
3
怒と哀を抑えるように生きてたら喜楽も僕から消えましたとさ
4
あの人は僕のナイフを否定せず悪夢を剥がして暖炉にくべた
3
自分から長引くことを察知してふせする犬と井戸端会議
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氷雨降る夜の孤独へ星が飛ぶ僕らはそれを会話と呼んだ
3
人身の事故の遅延に舌を打つ彼らは誰かのサンタクロース
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石橋を叩いて壊す僕らには当たり前さえ容易ではなく
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来世でも来来来来来世でも君に逢うため今日も徳積む
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君だけがいない世界で息をして心はあの日捨ててきたんだ
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人生に必要な傷があるならばあなたがつけた痕と生きたい
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譲ります、ファミリーパックのチョコレートひとりで全部食べる人生。
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この星のどこかで君が笑ってる夢を見たからまだ生きられる
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ステージの端で調律待つ彼はきっと誰より学び舎を知る
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まず先に病院行けと諭されて占い料もしっかり取られ
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病的な毒が心を食らう日は陽だまりさえも暴力になり
9
売れますか、薔薇を漢字で書けるのに電話応対できない人生。
4
真っ白な世界を銀で表した人の前世は雪だと思う
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頼らずに生きることにも慣れてきた ラックも一人で組み立てられる
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泣いている愛する人に与ふべき夜と夜明けと花を答へよ
4
永遠にすれ違えない夜がある 今でも君は奈落の光
4
さよならに代わる言葉を探してるいつか必ず君へ贈るよ
7
真夜中の退勤電車で見る夢がせめて優しくありますように
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年下にため息つかれ頭下げ 社用車内で日付をまたぐ
4
大丈夫、じゃないの末尾飲み込んで笑うあなたにココアをいれる
6
生きるほど謝罪ばかりが上手くなり 子どもの頃の夢は忘れた
5
何回も何千回も繰り返す 君が残した夜明けの言葉
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