マンモス
70
72
投稿数
2379

懐メロと妻子と友と時事ネタと仕事と酒と少しの孤独

百均のシールの貼り方一つでも兄と異なる向きのこだわり
11
理不尽な叱責受けて押し黙る一から百まで反論できる
7
首元の寒さが染みるクールビズ防寒としてネクタイ締める
4
幕上がり天使の羽を背に付けた舞台の君と対峙した冬
4
センターの赤いリボンの男の子ワンマンショーでマラカスを振り
3
ゼロ歳の阿鼻叫喚は伝染し音楽リズム発表会なり
3
XもSMILE-UP.も馴染めずに令和五年を終えてく日本
11
明け方のコントラストとグラデーション三十分の影絵の世界
9
憩いとは行く当てのない老人の時間潰しか市役所ロビー
10
類似品百均お菓子買ったけどあまりに不味いむしろ割高
4
連絡網あった時代は楽だった子ども同士の遊ぶ約束
7
無関心親の決めつけ引き金の岡目八目「まさかうちの子」
3
ブレーカー落ちて始まる早朝の師走一日電灯探す
5
若い子の行動力に胸打たれしがみついてる己を恥じる
8
ふと気づく、四方を山に囲まれて暮らしてたんだ箱庭の民
5
印刷の立ち合いという待ち時間待つのも仕事・・・歌でも詠むか
7
叶わない恋だったから美しく脳内映画ヒロインは誰?
4
冬ソング昔のことを思い出す少し甘くてほとんど苦い
9
満月に向かって車走らせて白い息吐く狼男
8
食い気味に「知っているよ」と言う三歳きみはホントに知っているような目で
10
二日ぶり「デカいう〇こが出た」と言い笑い転げる日々はいつまで
10
思惑が一致をすれば停戦す死んだ子どもは生き返らない
10
東向き勤労感謝の小休止朝焼けを見て握り飯食う
12
グーグルに仕組まれていた選択肢気に食わないが必然にする
2
着流しの筒井康隆健在で思考の欠片生前贈与
5
死ぬまでに何冊本を読めるやら己のために使う脳味噌
4
冬の夜も足取り軽い千鳥足月と語ろう今日のあれこれ
10
肘ついて歌を作れば憂さも晴れ没入感に浸るレジ横
6
バツイチの隣の席の猥談にこの一杯で帰ると決める
2
一人酒頼む順番間違えて心はここに有らずと気づく
7