マンモス
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懐メロと妻子と友と時事ネタと仕事と酒と少しの孤独

十歳の壁というのもあるらしく百三万の妻は語りき
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上っ面ばかりで決まる人の世をときどき片目つぶって眺め
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権力を持てば弱味は切り捨てて仕事に逃げる男たちの絵/〇木・斎10
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股引やパンツと脱げばくつついて嗚呼静電気冬はすぐそこ
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エアコンと電子レンジとドライヤーいま使うから喚起換気の季節/アンペア&掛詞
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「早く寝ろ」 「早く学校行け」ばかりたまには上も褒めてやりたし
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同じ刻奏でるライブ会場の聴きたいうたと唄いたいうた
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仕組まれたイメージ作り種明かし言ったらアウト承認欲求
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「ちょっとお兄さん取ってくださる?」二キロの米を婦人に渡し
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足踏みがつづく間に氷溶け気候変動トランプの影/COP29閉幕
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人間は最期はひとり己との会話たのしむ歌はそのすべ
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真実はネットにあると云うけれど本物に会うことと異なり
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客人を見送る夜の玄関の四つ並んだ靴とサンダル
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地方紙の上半分はジャックされ県内巡る紅葉の秋
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公けに開放された二時間はスマホ機種変データの移行
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玄関に蜂の来訪増えてきて鎮座し迎う菊は満開
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分かち合う辛口一合一人より二人がいいね晩秋の夜
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通販で相談もなく買つていた夫婦茶碗の在庫切れ通知
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誰もゐない工場の中徘徊す今年のおわる足音響き
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うたを想ひ記憶の栓を開封し炭酸水のごとく溢れる
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首元が冷えてきたのでようやつとネクタイ締めてさぁ次マスク
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目玉焼き四つ作れば一つ裂け潰れたほうがいいと子が食ひ
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「あかちゃんがゐない」とさわぎわらいあい五本の指の手袋をつけ
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初冬の東の空は赤やいで誰かが送つた朝を迎えり/谷川俊太郎訃報に寄せて
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ステージのスポットライトの陰は濃くNumber_iは紅白に出る
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現代のスマホ握つた奇兵隊驕るメディアは民意乖離し/まさかの兵庫県知事再選
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明け方に耳をつんざく風が鳴る ここは上州風に泣く町
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入院の静謐の朝おもひだす納品先の白い食堂
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辛いことあると揃つて「修行だ」と語る母叔母冷戦中なり
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一夜漬け妻の話が定着す他山の石は漬物石か
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