かこみらい
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穴を掘り気持ちのすべてをぶつけたい彷徨い歩きてここ(短歌)へたどり着く

ふと足を止めるそのたび戻ってく何かしてなきゃ何かしなくちゃ
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見上げれば木々ざわめいてちょっと秋 風と一緒に誰か来てくれないかな
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ここでない舞台で勝負するならば我も飛びたい君より高く
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旗掲げ大海原へ進む君イヤだよ岸で見送るなんて  
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君なしで生きて行けるのかこの私いや生きるんだ結論ひとつ
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上を向き奥へ流した水たまりただいまはトーン明るく
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夕焼けをともに眺める人はなし可能性も無くなり雨戸を閉じる
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気が付けば頭の中でループする今日の君との会話全部
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大空はいつも遠くて求めれば君の呼吸は消失点へ
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騙すには自分自身に言い聞かすアイツのことは好きじゃないから
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あさっては明日の次で前日で…なぞなぞみたい繰り返してる
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スマホからあなたの息吹感じ取り思い浮かべた事実確実
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座ったが初乗り路線落ち着かず首を伸ばして駅名凝視
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何も見ず何も思わず静かに寝 時を過ごせば何でもないはず
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いや待てよお前はひどく安全だ家あり食料あり娘いる
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内部からSOSが止まらない爆破したなら木っ端微に
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「それなんすか?」その先見ればロゴ付きのユニフォーム着た男性ひと笑う
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「息子の中学時代のやつなんだよ」口元上がり通り過ぎる我
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感謝だけ最後に伝え笑顔でね一番星は海に沈めて
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足取りが重く進まぬその訳は味噌と人参のせいではあらず
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金曜日どんなカレーにしようかと AI並みに頭めぐらす
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こんなにも大好きだって知らないね気持ち隠してマウントを取る
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せつないね…大丈夫なの?おめでとう!つぶやきながらハートを贈る
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電話から「取り残された感じ」とその声がきゅっとささって今会いに行くよ
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もし君が星になるなら私だってそして一緒に星座を作ろう
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妄想は天に昇ったり地に落ちたり身が持たないから大仏になる
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ドツダツと腕に伝わる振動音これだ音符が跳ねる世界だ!
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痕跡が一つ一つと消えてゆく引き留められぬ昇りゆく月
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挑戦し京都で何を学ぶのか悔しい我はドラムを叩く
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レントゲンあなたの足は強剛母趾きょうごうぼしと告げられたけど字が難し過ぎ
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