Utakata
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落日平民
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万葉の歌人に倣い人生を優雅に送る術を学びて
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欲のまま 我慢知らない 人生に 何の目的 見出せようか
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苦しみも 悲しみさえも 糧にして 忍耐知れば 希望途絶えず
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ひとりずつ 登るべき山 違えども 声掛け合って 安全祈れ
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嘆けども 他人の人生 関わらず 超然として 我が道を行け
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欲望の ままにゲームに 興じれば 幼稚な大人 この世に溢れ
3
不登校 一日ゲームを していれば 粗暴になりて 阿呆になりぬ
2
愛のない 家庭で育つ 子供らは 嘘と暴力 野獣のように
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白鷺は 姫路にあらず すぐそこの 側溝にいて 人を蔑む
1
散歩する 爺婆が 何気なく 通り過ぎるは シロサギの溝
3
人間が こさえた川の 側壁に へばりつくのは 鶯かもね
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春の陽に 枯れた畑に 舞い降りて 何か啄む 奴らは鳥や
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こんなにも 暇な人間 いないよね 空飛ぶ鳥と 仲間になれる
2
4時間も 散歩をすれば 散策と 呼んでもいいね 遠足かもね
4
ネットから 離れてみれば 蜘蛛の巣を 逃れた虫の 気持ちがわかる
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仕事なく 朝から何も 予定なく 元気な体 うずうずするぜ
1
この辺を 歩き回れば ひょっとして 埋蔵金か 誰かと出会い
2
今日もまた 青より青し 空の下 外に出ようか 散歩もそぞろ
2
愛のない 家庭に育つ 子供らは 子供のままで 成長できず
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母親が 愛することを しなければ 子供は愛に 飢えて留まる
1
父親は 幼い子らが 成人し 出て行くまでは 愛せないまま
1
虚しさに 堪えられないと 憂さ晴らし するしか人は 思いつかない
1
人間は 悲しい心 埋めるため 何かで時を 埋めるしかなく
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白鷺は 虚ろな目をして 何を見る 寒い冬越し 春はそこまで
1
白鷺が いつもあの溝 あの川に 住んでいるのが 今や有名
1
春が来て また冬が来て 風が吹く 散歩に行くか すぐまた戻る
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散歩中 一粒の雨 目に入る 手術の傷が 治らないのに
3
強い風 追いかけられる 夢を見た 不安なんだな 退職したら
2
罪という 病が覆う この世では ワクチンさえも ままならぬまま
2
病院が 人の心の 病まで 直す能力が あるのだろうか
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現実の 悲惨な姿 認めれば 処置を施し 病を癒す
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