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「酸い葡萄」ではないのだな どちらかと言えば体質的に食えない
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幸福になれだとかいう圧力に幸福度を下げられてたまるか
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この人が私でなければ楽しめる人生だったかもしれません
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殺してはいけないものを決めたので、殺してもいいものが決まった。
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躊躇なく奪える命の条件は 雛芥子の芽を引き抜きながら
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「何も何も小さきものは」そりゃまあね、叩き潰せるものは可愛い
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取り消しができない以上、修正と上書きのための存在をする
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体系を身を以て破壊するのだと意気込んでいた、かもしれぬ誤字
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「あれが虚無」指差せるほど自分には実体のあるつもりでいたの?
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パン屑を食べてしまった小鳥たちのように空へ消えてゆく日々
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みんな無駄、だと悟ってもそれはそれとして続ける市民になった
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どうせなくなるならずっとないままであってほしいと(言わないけれど)
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私というヒトの恣意にて陶鉢に播かれる種子と炒られる種子と
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「計画は要らないのだよ 適正な数になるまで死んでゆくから」
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梢高く鶯が鳴く 生も死もlaissez-faireの春が始まる
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無差別の殺人の方が差別的殺人よりはきっと正しい
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蒔かず刈らず蔵に収めぬ生き物のそれなりの死亡率のことなど
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「食えば無くなるがケーキはうまい」というタイプでないとやりにくいこと
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いつの日か私を殺して死ぬであろうしもべとしての身体がある
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逃げ水のような「終末」 灼熱の路は地平を越えて続くが
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イマジナリーフレンドとして温かく、時に冷たい自販機だった
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この道をまっすぐ行けばあなたでも入れる檻が見つかるでしょう
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囀りと叫びの差異はあるようでなかった。窓を割り間違えた。
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届かないだけなのだろう速すぎて、あるいは遅すぎて谺が
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ひとしきり爪牙のように降っていた霙の成れの果てのぬかるみ
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夕暮が近づいてきて繊細な影から闇に溶け入ってゆく
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刺したいと考えることと刺すことの間に白葱が落ちていた
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部屋があり扉があるということの、時に身震いするほどの意義
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「嫌いだが、在るのはしかたないもの」に世界のほとんど全ては入る
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禁じられるとしたくなるいろいろの中に「労働」すらあるらしい
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