Utakata
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この人が私でなければ楽しめる人生だったかもしれません
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殺してはいけないものを決めたので、殺してもいいものが決まった。
13
躊躇なく奪える命の条件は 雛芥子の芽を引き抜きながら
6
「何も何も小さきものは」そりゃまあね、叩き潰せるものは可愛い
6
取り消しができない以上、修正と上書きのための存在をする
7
体系を身を以て破壊するのだと意気込んでいた、かもしれぬ誤字
5
「あれが虚無」指差せるほど自分には実体のあるつもりでいたの?
9
パン屑を食べてしまった小鳥たちのように空へ消えてゆく日々
6
みんな無駄、だと悟ってもそれはそれとして続ける市民になった
9
どうせなくなるならずっとないままであってほしいと(言わないけれど)
5
私というヒトの恣意にて陶鉢に播かれる種子と炒られる種子と
9
「計画は要らないのだよ 適正な数になるまで死んでゆくから」
5
梢高く鶯が鳴く 生も死もlaissez-faireの春が始まる
4
無差別の殺人の方が差別的殺人よりはきっと正しい
2
蒔かず刈らず蔵に収めぬ生き物のそれなりの死亡率のことなど
2
「食えば無くなるがケーキはうまい」というタイプでないとやりにくいこと
4
いつの日か私を殺して死ぬであろう
僕
(
しもべ
)
としての身体がある
4
逃げ水のような「終末」 灼熱の路は地平を越えて続くが
5
イマジナリーフレンドとして温かく、時に冷たい自販機だった
9
この道をまっすぐ行けばあなたでも入れる檻が見つかるでしょう
10
囀りと叫びの差異はあるようでなかった。窓を割り間違えた。
5
届かないだけなのだろう速すぎて、あるいは遅すぎて谺が
4
ひとしきり爪牙のように降っていた霙の成れの果てのぬかるみ
7
夕暮が近づいてきて繊細な影から闇に溶け入ってゆく
4
刺したいと考えることと刺すことの間に白葱が落ちていた
8
部屋があり扉があるということの、時に身震いするほどの意義
3
「嫌いだが、在るのはしかたないもの」に世界のほとんど全ては入る
9
禁じられるとしたくなるいろいろの中に「労働」すらあるらしい
4
「生活がすんだらしたいこと」という脳内アンケートが配られた
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ネコの死をヒトが悼むに至るまでコードは長く絡まってきた
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