鷹枕可
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歌誌帆所属。飢えた獣(短歌連作)を募集中。アクセスはmitzho84@gmail.comまで。自由の敵に自由を許すな。
猶、短歌は歌であると共に、一行の詩であると考えております。

新しきはなべて旧りゆくもの敢て町に出で行くひとへ 口語とその後
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纏ひ附く百合の喩へのいみじからば雁の図形はくづれかへりぬ
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娼婦私生児しかれども父祖にてはなやかなる頬 じつを衒ひて
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約翰よはねまぎらはしくも謄本へ添ゆる洗礼名さへみわけがたかり
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放蕩の返済が果追はれつつ葡萄に裸婦は序する福音、鳩卵
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埋葬費をりしもてなぐさみに染む罌粟防火壁のもとに額づけ
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木葉屑草壁若葉花いきれ 牛迷宮に学生帽は燃えつきにけり
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遺骸数多納められてある地下納骨堂に続く青年の奥処を燈れる錫の世紀は
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