屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
本拠https://rara.jp/zappai/
Xノートhttps://note.com/neutilo

郭公昔に恋ふと橘の香る窓辺の夢な破りそ
1
初夏ですがまだ寒いので出る時はコートの下も服を着てます
9
わたくしがやってる俳句の結社では「腐乱屍体」は夏の季語です
3
夏はまだあさくら山の郭公(ほととぎす)名告りは挙げず忍び音に鳴く
2
卯の花に月の光を競はせて磨ける露の玉川の里
7
立ちわびて霞の袖やしをるらむ今日を限りの春雨ぞ降る
3
帰りゆく春の霞の袖引きてしばし止(とど)めよ逢坂関
3
譲られて辞退した爺空(あ)いた席に突進してる素直になれよ
9
無理に着てボタンが飛んだ試着品そっと戻して何食わぬ顔
6
ぶらぶらと過ごす老後のわびしさよ男だったら立てもう一度
3
信夫山木隠れにのみ行く水の音(ね)に立てつべくものを思ふかな
1
苗代に影を映して帰る雁いなばの秋をいかで忘れむ
2
東路に見るだに悲しかきつばた都を遠く隔つと思へば
7
引きて堰く苗代水のいかなれば過ぎゆく春をとどめかぬらむ
6
都思ひ明石([明かし])の浦の浮き枕波の音にも濡るる袖かな
3
今日もまた松([待つ])浦の浜に唐船の夜([寄る])は涙に浮き寝こそすれ
3
恋ひわたる心は上(うは)の空ながらふみも通はぬ鵲(かささぎ)の橋
4
残る花有りやと入りて彷徨(さまよ)へば暮るる山路に鳥の一声
4
どうしても忘れられない人だから今日も送るの迷惑メール
3
散り果てし花の名残の白雲を吹きな払ひそ峰の松風
4
失恋の涙は頬を伝うのに心に深く沁みるのはなぜ
4
咲ける間ぞ人も訪ひける山里の風の散らすは桜のみかは
4
山吹の咲ける籬(まがき)のぬしや誰いさや白波玉川の岸
4
宿とせし桜も今は散り果ててもの憂げに鳴く深山鴬
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この里に幾世の春を送りぬと問へど答へぬ井手の山吹
3
七重八重花咲く井手の山吹を都の人もとへとこそ思へ
2
宿とせる青葉隠れの遅桜鳴きて知らせよ深山鴬
4
雪とのみふりし都に春暮れてまたうらさぶる志賀の花園
2
散る花はまた来む春を契れども見つるわれこそ明日も知られね
5
雁がねは常世の国へ帰るなり花のゆくへを知る人ぞなき
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