七咲
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天邪鬼

なぞるのは見えない君の輪郭としあわせ探す私の感覚
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悔しくて涙を流す行為さえ馬鹿にされてるネオンの真ん中
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片割れを埋めるみたいに寄り添った希望のカケラが君を削る
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行為では確かめられぬ好意ほど求めてしまう声は出さずに
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震えてる君を見ている僕はただ 五感をころし恋を感じる
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正しさにころされずいて 誰よりも優しく強い王様になれ
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名前とかいらないんだよほっといて 捨てられている命はどこへ
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好きだってまだ言わないで待てるよね 雪なんて降らないからきっと
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雪の中 埋もれそうだと払う手があなたならばと目を閉じ揺れる
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踏みしめた水溜りから伸びてきた思い出さない昨日の話
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触れるけどあなたを代わりにしたくない 愛したいから夜を忘れて
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あのことはいっそこのまま知らぬふり 殴れどもまだただよう記憶
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カラフルの行き着く先は何色か 答えは知ってるあなたと私
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首落ちた花の名前は新聞の小さい欄に載るはずがない
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静けさで痛い痛いと泣いている ごめんさよなら2017年去年の春
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髪伸ばす行為は何も産まないと 私に教えてほしい、あなたが
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‪言葉とかなかったあの日に戻って僕たちが哀れに見えた日に‬
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恋人に多くは望まないけれど 声が綺麗な人ではあって
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さらさらと羅線はみ出す君の字に恋したなんて言わないズルさ
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‪大好きを煮詰めて焦がす晴れの日に‬ あなたについたゴミを払った
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静けさでやけにうるさいノイズたち 馬鹿を見るのはいつも僕たち
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よるべないあなたのとなり 人の影 私以外の 孤独の穴ね
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夏が死ぬ 何度繰り返しただろう 君のとなりで死ねず今年も
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大胆に飛び込んで青 ド真ん中君の心臓染め上げる色
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嫌な音 ぽたぽたぽたり 夜に鳴く 灯りついたら静かにしてね
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まんまるの空に浮かんだお団子を一口食べて月へ帰ろう
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私よりあなたの近くにいる人 どれを飲んだら私がなれる
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きしきしと踏みしめ歩く純白を歩く先に光が見えた
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夕暮れに君を想って泣くことを鼻で笑った君が好きです
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顔を見て気づかないでね 私利私欲にまみれている耳元のあな
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