しおはま
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初めて詠みます。よろしくおねがいします。

いたく錆びし恋情出でぬ砂山にキスした日からはじまる咎よ
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高揚を右の奥歯ですり潰すやまいが先かくすりが先か
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きみに降る雨になりたい叶うなら振り向きざまに刺されてもいい
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しめやかに雪降り積もるエケベリア聖夜を待って濁る恋路よ
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郷愁はトリコロールの薔薇になる真水と虚無と熱とを抱いて
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きみたちが滅びた理由知りたいか明日の夜空に答えを映す
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ごめんねときみに泣かれたあとだから街のネオンが輝いている
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冬の陽よ弱きを助け去るひとよきみの影からわたしを出して
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声に出し空に離れた瞬間に蒸気と化して立ちのぼれ恋
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恋愛の基礎そのいちを教えます「殺戮でなく略奪をせよ」
2
鼻先ににんじん吊るしひっぱればきみを起点にピタゴラスイッチ
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どうせ手に入らぬならばこなごなのガラスに変えて肺へすいこむ
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平成を終わらす雪に背を向けて「オッケーグーグル、わたしと死んで」
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朝日燃ゆ窓辺にふらり目眩して夜に焦がれしバタートースト
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淡雪のハンドルネーム知りたくてマスカレードの夜に尋ねる
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教壇にきらめく螺髪らほつ見つめつつ甘茶あまちゃ片手にさとり教育
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枯れ果てて砂舞う土地を今日もゆく星になれたか問いかけたくて
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朽ちていくかぼちゃを置いて経るときのはざまで終わっていないハロウィン
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木漏れ日に愛をささやき手をつなぎ歩くぼくらはリビングデッド
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流星と友になるため旅に出る星降り坂のその向こうまで
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星くずが閨に散らばり泣き濡れる首なし騎士と踊った夜は
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頬紅をささず今夜は眠りたい白い夜露をジャメヴに変えて
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やがて落ちゆく花たちを嘆いてたきみの紅茶に芥子の花弁を
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ひとひらの人生なんていうなれば"NullPointerException"夕陽に消えた蜃気楼たち
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純白のセーターすごく似合うのは心の色と真逆だからか
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生と死も好きも嫌いも運次第花びらかぞえ占うかぎり
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幸せのてっぺんがきたら教えてね君とそこから飛び降りたいの
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思い出はいつも朧にできている指名手配の写真みたいに
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海辺から柘榴の夕陽眺めてるわたしとあなたルパンと不二子
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はやぶさのごとくリプライくれたきみ"MAILER-DAEMON"本名はなに?
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