Utakata
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あやせ
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稲刈りが済んだ田んぼに爽やかな風吹き抜けて夏運び去る
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お料理が美味しかったと惜しげなく伝えることも生きる意味かも
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片付けぬうちに新たに積まれてく仕事消えないテトリスのよう
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換羽経て今年も旅立ち始めたか思いを馳せるシベリアの鳥
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敬老を祝えば老を主張する気がして名を変えギフトを渡す
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ニューヨーク行きたいか問う介護士に笑いで応え向かうお風呂場/入浴介助風景
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押し付けの微塵も感じぬ優しさにお礼の代わりチョコ一つ置く
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今日もまた稲を凝視す鷺の目は育ち具合を確かめるよう
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去る夏と渡る夏鳥よかったらまた来年も懲りずに待つよ
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夏リフト見おろす町は風景画みとれる間だけ怖さを忘れ
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過ぎて行く真夏の日々と引き換えに一面に咲く白い花々/蕎麦畑
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目が合えば声出し笑う赤ちゃんの癒しのパワー何にも勝る
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雨靄の盆入り前夜帰路を行く冬さながらのホワイトアウト
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多忙でも話す口調のやわらかき介護士を見て我が振り直す
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四十路にて学びは続く霧晴れて見える世界が拡がっていく
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退職の日の挨拶に添える物あれこれ悩んだ去年の今頃
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ラジオから流れる昔聴いた曲なんとあれから二十八年/Hanson
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連休の中日田舎の投票所映るテレビの相撲も中日
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梅雨明けの太陽のようエネルギー満ちたその人まわりを照らす
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暗くなる気持ちにブレーキかけるのは美味しいものを食べた思い出
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目に見えぬ風も青田を眺めれば揃いの動きまるでさざ波
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夕暮れの山並ぼんやり霞むのは疲れ目じゃなく夏色のせい
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アクセルを踏み込み登坂車線行く三十三度は二十八度に/国道の気温表示計
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触れてみるのっぽのブナの滑らかな木肌優しい温もり感ず
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湿原の花目指し行く道中は清らかなブナの森に包まれ
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雨上がり夕暮れ間際の太陽は不思議な色で空を染めてる
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五月なら車で昼寝も出来たのに今は暑すぎマックで涼む
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体張り利用者笑わす介護士の笑う門に福よ来たれよ
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十七年職種変わらず業界は三種目になり拡がる世界
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寄り添いし福祉のプロの尊さを知る美談だけでは纏められねど
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