あやせ
82
67
投稿数
248

よろしくお願いします。

物憂げな季節の変わり目明るさが取り柄の人の哀愁を見る
31
満月が照らす田舎の暗闇はスマホのライトも要らない照度
27
執着を手放した夜の青い月孤独なようで自由で身軽
32
内向きな心を外に誘い出す巧みな陽キャ救われる秋
25
晴れた朝クリアに見える稜線のほんのり赤み頬紅みたい
26
対面す人の表情作るのは実は私だ先に笑おう
27
稲刈りが済んだ田んぼに爽やかな風吹き抜けて夏運び去る
31
お料理が美味しかったと惜しげなく伝えることも生きる意味かも
38
片付けぬうちに新たに積まれてく仕事消えないテトリスのよう
23
換羽経て今年も旅立ち始めたか思いを馳せるシベリアの鳥
22
敬老を祝えば老を主張する気がして名を変えギフトを渡す
23
ニューヨーク行きたいか問う介護士に笑いで応え向かうお風呂場/入浴介助風景
28
押し付けの微塵も感じぬ優しさにお礼の代わりチョコ一つ置く
26
今日もまた稲を凝視す鷺の目は育ち具合を確かめるよう
20
去る夏と渡る夏鳥よかったらまた来年も懲りずに待つよ
20
夏リフト見おろす町は風景画みとれる間だけ怖さを忘れ
19
過ぎて行く真夏の日々と引き換えに一面に咲く白い花々/蕎麦畑
26
目が合えば声出し笑う赤ちゃんの癒しのパワー何にも勝る
27
雨靄の盆入り前夜帰路を行く冬さながらのホワイトアウト
18
多忙でも話す口調のやわらかき介護士を見て我が振り直す
32
四十路にて学びは続く霧晴れて見える世界が拡がっていく
28
退職の日の挨拶に添える物あれこれ悩んだ去年の今頃
23
ラジオから流れる昔聴いた曲なんとあれから二十八年/Hanson
21
連休の中日田舎の投票所映るテレビの相撲も中日
23
梅雨明けの太陽のようエネルギー満ちたその人まわりを照らす
27
暗くなる気持ちにブレーキかけるのは美味しいものを食べた思い出
22
目に見えぬ風も青田を眺めれば揃いの動きまるでさざ波
30
夕暮れの山並ぼんやり霞むのは疲れ目じゃなく夏色のせい
22
アクセルを踏み込み登坂車線行く三十三度は二十八度に/国道の気温表示計
16
触れてみるのっぽのブナの滑らかな木肌優しい温もり感ず
27