あんころ
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ゆっくりのんびり。

ささくれなぞって広がる嘘も 夜に傾く青い嘘も さくり
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カエル鳴く夜 目を擦るのはやめなさい まつ毛が取れてしまうから
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脳内辞書頼りではいつか言葉も枯渇してしまうのだろう
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ただの胃腸炎でクビになりかける秋の昼間 早く治れよ
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全てを愛せなくてもいいの 愛と信仰は別物なのだから
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堕天とはまた違い 天使からこぽるる元天使 こぽるるぽるる
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誰にも裏はあるものよ おかしいのは貴方 なんて言われていない
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見たくないものたちさえ見ているのだろうか 今この瞬間にも 
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何かしらのヒーローかもしれないと信じたい夜 近づく怪異
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噛めば噛むほど 詠めば詠むほど味が出る 短歌とは食事なのだ
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胃腸炎のたびに実家戻る 母の作るお粥が食べたくて
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世界の全てが輝いている 短歌を始めたからに違いない
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間もなく終着点です 産声を忘れないよう気をつけて
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ゴリゴリと揉まれる肩 痛いのが好きって変かな サバンナの夜
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赤の補色を知ってるか 聞く君の鼻血の止め方そうなのか
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高熱の夜には地球が動いてるのを感じる むぎゅむぎゅ
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全てに祝福されなくたって無条件の愛に守られる
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痛いを通り越して痒い見栄っ張りの足の痕 じゅくじゅくと
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眠れぬ夜 身体の中で馴染みのない音が流れる ザーザーと
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口元を指せばおはなと答える甥っ子 全てをまるっと愛す
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ヨーグルトをゴゴガと呼ぶ甥に 昔の私を重ねる母の目
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本捲る指のささくれに気付く 貴方は気付かないでちょうだい
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どこからやり直せばいい いつまでも新卒 毎月胃腸炎
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あの人たちは知らないでしょう 私が毒も煙も吐くことを
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生きづらい行きづらい息つらい会社に電子タバコ持つ 無敵
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地面を追うばかり そんなんだから木の枝にも負けるんだよ 大人
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ブランコで怪我よりもブランコが怪我しないか気にする 大人になる
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頭の中で言葉という水を泳ぎつつ親指瞑想する
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ゆうやくんの影はいいなあ こぼしたカフェモカで笑われないもの
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明日あすすみ未読みどくくろ ローカルテレビは明るいのでダメです しりとり
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