Utakata
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柔和
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見える世界が狭すぎて それが私の全てかつ最高でした。
最高だからそれで良かったんです。他の世界はいらなかったんです。
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されどとて とれぬものが 流布してく 泣く泣く行過ぎた諭吉たち
4
泣いて許されるとは思わない それでも溢れる 嗚咽の嵐
4
言葉より涙が先にでしゃばった やめてくれ、 もうちょい我慢してくれよ
5
ゆうされば 酔の命の 情けさえ 優しい子さえ 雪に焼けゆる
4
白妙の 澄んだ言の葉 今日老けて 夢に出てきた
言
(
こと
)
のバケモノ
7
そこここに のろはなのさぶ ややゆえり ようようさした よさささたされ
3
されどもされども友は笑う 私にとって学校は社会
4
どれだけ時があったとて どれだけそれに病まれても 短歌は私を攫ってく
4
赤く咲く 夢花ゆめか やるせなく 水筒煎じ 紅葉随時
6
絆されて 何も言わぬは 世を込めて 川の幅広 少々かも色
4
この山に 耐えて忍は 情けなく 君とこの世の 渡せる橋に
5
たおやかに 折れてしおれる たんぽぽに いとをかしさえ 綴れば清く
7
限りある可能性さえ 過小して その一歩だけが実寸サイズ
7
秀奏
(
しゅうそう
)
で 白髪の
身空
(
そら
)
夕方の 色は儚く 天は見開く
5
焼爽
(
しょうそう
)
と
叶
(
かな
)
で
往
(
ゆ
)
く人
活滑
(
かつかつ
)
と 出逢いと解れ 反れ逸れ歩む
4
出逢うため 夢の
果先
(
はてさき
)
道標 貴方は行かん 我この先に
4
遊乱と 空柄の
宇宙
(
そら
)
翼拡げ
昨々
(
さくざく
)
の日々 踵を返す
5
固結び たまたま結んだ 端と端 一人笑うと
蝶
(
超
)
固結び
5
赤い色 黄色い大文字 腹が鳴る 塾の帰りの 独りの時間
5
駆ける声 人へ人へと伝わる想い 駆け抜ける声 海よ海よ海よ
3
今はもう 瞳は君を否定する パン置いて行くヘンゼル氏
4
僅かなる 些細な轟 強く塞ぐ 赤くなる耳 塞いだ爪痕
3
詠久しく 意思のまにまに 文字紡ぐ 感情という狭間の中で
5
張り裂けそうな声たちに 誰かがそっとマイクを渡す
4
人と会い 人を愛して 和む今日 人と別れて 人を探して
6
風掴む 空と手繋ぎ ハグレモノ 雲鷲掴み 自ら不自由を
3
大嫌い。貴方のその目も、その顔も。妙に優しいその性格も。
7
嵐吹き 山をも超えて 声届く 誰かの泣き声 救えぬ己
5
詫び煌めく 譲れぬ決意 括る夢 今日この時も 胸は晴れしか
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あかさたなはまやらわをん 恥を知る 振袖濡らし 悔い勉なきこと
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