はるの
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日々のかけら 猫と暮らしている

夢うつつ手を伸ばしても届かない君の背中はもう見えない
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愛がない君は笑ってそう言っただけど僕には愛だった
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真夜中の恋しい声も夢の中朝陽とともに君は消ゆ
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花冷えに君の手を引き駅に行く告げる言葉も見つけられずに
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優しげに僕を撫でる手のひらが花と散りゆく夜明けの寝台
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まばゆさに目を焼かれても君といるいつか過ぎゆく春の光よ
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春風は呪いのように僕を過ぎ君を未来へ遠ざけてゆく
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