Utakata
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月ノ夜 葵
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二〇二四年一月十五日に初投稿。春夏秋冬、花鳥風月、空と月、光と闇、小さな幸せ、日々のことなど。他所で詠んだ歌をまとめています。よろしくお願いします。
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仰向けになって最後に見たものを抱きしめて逝く八日目の蝉/題『夏(テーマ詠)』
14
「またね♪」って音符マークがこんなにも弾ませている次の約束/題『音』
20
きみがよく食べてたセブンのツナマヨに走馬灯めく夏の思い出/題『セブンイレブン(テーマ詠)』
11
少しだけ靴擦れをした踵(かかと)から「頑張ってるね」と声が聞こえる/題『から』
8
生き方を教えてほしい間引かれる方の双葉はもう嫌なんだ/付句『生き方を教えてほしい』
6
僕じゃない誰かのことを願ってるあかるく光る君の短冊/題『願い(テーマ詠)』
6
胸にいる好奇心の鳥たちの飛びたい空を探す鳴き声/題『空』
5
(記念日が増えすぎ把握できなくて…(面倒だなと思ってゴメン))/題『記念日(テーマ詠)』
8
刻むことストレス解消らしいからキャベツがこんな山盛りになる/題『サラダ(テーマ詠)』
14
センチとかメートルとかで測れない心の距離の単位が欲しい/題『距離(テーマ詠)』
15
背伸びして買った真っ赤な口紅を使う気がする今年の夏は/題『赤』
11
左手に乗ったインコのジロちゃんが「オハヨ!オハヨ!」と連れてくる朝/題『左』
9
白黒をつけたくない日カフェオレはミルクとコーヒー半々にする/題『半』
9
一本の傘を分け合うときめきを知ってしまって雨が恋しい/題『傘』
7
玄関が港であるなら靴は船 あかるい場所へ漕ぎだしてゆこう/題『玄関』
8
ベランダは私の小さな菜園で不揃い野菜が今日もあかるい/題『ベランダ』
9
傘の骨だけではなくてわたくしの心も一緒に折ったビル風/題『風』
12
「特に書くこと無し」と書く日記それでも無事に生きてる証/ 題『事』
11
思い出は糸で記憶に縫いとめる指先一つで消せない場所に/題『糸』
6
もくもくと笑う入道雲浮かべとても濃い青見せつける空/題『とても』
5
青梅のヘタを取りつつ祖母の手のしわ思い出す長雨の夜/題『梅雨(テーマ詠)』
12
秒でした 名前呼ばれて目が合って恋に落ちたと自覚するまで/題『秒』
8
地図もない題名もない僕たちの旅は自由で不自由だった/題『題』
6
水たまり避けずに歩く紫陽花の道新しいレインブーツで/題『自由詠』
10
感情を満員電車の網棚に置いて無になり会社に向かう/題『感』
12
まっすぐじゃなくてもいいよ少しだけ曲がったキュウリも選ぶ指先/題『選』
11
この空に飛行機雲を描きたい そんな夢見て跳ねるトビウオ/題『魚(テーマ詠)』
8
こんな固い蕾みたいな私でも置かれた場所で咲いてみせます/題『みたい・みたく』
8
あじさいの花の一部になりたくて青色の傘差す雨の朝
16
不揃いの
果物
(
くだもの
)
たちが熟してく亜熱帯めく夏の教室
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