月ノ夜 葵
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二〇二四年一月十五日に初投稿。春夏秋冬、花鳥風月、空と月、光と闇、小さな幸せ、日々のことなど。他所で詠んだ歌をまとめています。よろしくお願いします。

サーティーワンアイスを選ぶ姪っ子の瞳の奥にキラキラの星/題『アイス』
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高層のビルから見える満月はほんの少しだけ私に近い/題『ビル』
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落とし物届いてませんかポケットにいっぱい入れてた私の夢の/題『いっぱい』
6
日の当たる出窓に並べたぬいぐるみ私の愚痴をおとなしく聞く/題『出』
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まだ熟すことを知らずに箱詰めにされたトマトの青いため息/題『箱』
11
円陣を組んで飛び出すグラウンドの汗と涙にそれぞれの虹/題『虹』
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日曜と月曜始まり混在し今日がいつだか迷う指先/題『カレンダー(テーマ詠)』
7
わたくしの元気メーターゼロなので今日は一日海眺めます/題『海』
8
青春と呼ぶのは少し恥ずかしいそれでもほんとに青かった春/題『青』
10
点々をうまく繋げず星座にはなれない私が知らないひかり/題『光・ひかり』
7
仰向けになって最後に見たものを抱きしめて逝く八日目の蝉/題『夏(テーマ詠)』
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「またね♪」って音符マークがこんなにも弾ませている次の約束/題『音』
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きみがよく食べてたセブンのツナマヨに走馬灯めく夏の思い出/題『セブンイレブン(テーマ詠)』
11
少しだけ靴擦れをした踵(かかと)から「頑張ってるね」と声が聞こえる/題『から』
9
生き方を教えてほしい間引かれる方の双葉はもう嫌なんだ/付句『生き方を教えてほしい』
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僕じゃない誰かのことを願ってるあかるく光る君の短冊/題『願い(テーマ詠)』
5
胸にいる好奇心の鳥たちの飛びたい空を探す鳴き声/題『空』
4
(記念日が増えすぎ把握できなくて…(面倒だなと思ってゴメン))/題『記念日(テーマ詠)』
8
刻むことストレス解消らしいからキャベツがこんな山盛りになる/題『サラダ(テーマ詠)』
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センチとかメートルとかで測れない心の距離の単位が欲しい/題『距離(テーマ詠)』
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背伸びして買った真っ赤な口紅を使う気がする今年の夏は/題『赤』
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左手に乗ったインコのジロちゃんが「オハヨ!オハヨ!」と連れてくる朝/題『左』
10
白黒をつけたくない日カフェオレはミルクとコーヒー半々にする/題『半』
9
一本の傘を分け合うときめきを知ってしまって雨が恋しい/題『傘』
8
玄関が港であるなら靴は船 あかるい場所へ漕ぎだしてゆこう/題『玄関』
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ベランダは私の小さな菜園で不揃い野菜が今日もあかるい/題『ベランダ』
9
傘の骨だけではなくてわたくしの心も一緒に折ったビル風/題『風』
11
「特に書くこと無し」と書く日記それでも無事に生きてる証/ 題『事』
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思い出は糸で記憶に縫いとめる指先一つで消せない場所に/題『糸』
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もくもくと笑う入道雲浮かべとても濃い青見せつける空/題『とても』
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