Utakata
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月ノ夜 葵
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二〇二四年一月十五日に初投稿。春夏秋冬、花鳥風月、空と月、光と闇、小さな幸せ、日々のことなど。他所で詠んだ歌をまとめています。よろしくお願いします。
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死に場所に私の部屋のベランダを選んだ蝉が手を伸ばす空/題『蝉』*
12
百日紅 風に散りゆくもも色が終わりを告げる夏と初恋/題『終』
13
山積みの仕事に押しつぶされそうな私のために冷えてるビール/題『山』
14
一日が無事に終わった証めく閉店間際の蛍の光/題『閉』
11
少し嘘混ぜ込み焼いたマーブルのパウンドケーキの模様がきれい/題『ケーキ』
11
休日は平日よりも改札のピッの音色を楽しげに聞く/題『駅(テーマ詠)』
15
傷ついた羽を休める止まり木としての有給休暇申請/題『傷』
12
新しいサンダルに合うペディキュアを塗って私の夏が始まる/題『新』
11
コーヒーの苦みも甘みもどーでもいい君が隣にもういないなら/題『コーヒー』
12
天井のシミが何かの顔に見え金縛りめく丑三つの時/題『怖い短歌』
11
「あれ」だけで通じるものがこんなにもあるね二人のやさしい世界/題『二』
12
異世界で宝探しをするような気分になれるカルディが好き/題『固有名詞を読み込んで』
9
ふるさとの地酒呑みつつ語られる少し訛りの混じる夏空/題『地』
18
私たちお似合いだったと勘違いしていて夏の花火は散った/付句『私たちお似合いだった』
13
遠回りして帰ろうよいつもとは違うファミマでフラッペを買お?/題『遠』
8
ラベンダー 香り
燻
(
くゆ
)
らせ眠れない夜のまぶたの裏は紫/題『眠』
13
晴れ方を忘れた空が毎日のように 号泣する夏の午後/題『晴』
11
さよならは別れの言葉じゃないという歌があったねまた会えるよね/題『自由詠』
12
もう少し来年の夏は涼しいといいなと願う向日葵たちも/題『来』
10
焼きたてのパンの香りが部屋中に満ちて私も満たされる朝/題『パン』
15
薫風にたなびく房の紫のカーテンとなる満開の藤/題『開』
10
神様が今日の私にお疲れととびきりきれいに見せる夕焼け/題『夕』
20
見せかけの楽園だから今日もまたポテトサラダにりんごを入れる/付句『見せかけの楽園だから』
8
わたくしを毎回泣かす玉ねぎを戦闘モードでみじん切りする/題『切』
13
この手紙最後だとしてもまた食べてしまうのだろう黒ヤギさんは/題『だとしても』
9
長い目で見ているけれど3年で辞めちゃうだろなこの新人も/題『長』
9
明日(あした)には切ってしまおうこの髪を「暑かったから」を言い訳にして/題『日』
15
同じ夏二度とないとは知りながら君の名をまだ呼べないでいる/題『二』
11
自由にといわれると逆に不自由で白紙のままの自由研究/題『自由詠』
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辛いのに心に甘く沁みわたる忘れられないあなたのカレー/題『料理(テーマ詠)』
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