Utakata
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霧島絢
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主に恋歌とか落書きみたいに即詠したもののメモ帳。
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街路樹をジャンプして手折れたころの無邪気な悪を取り戻したい
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あなたの居ない夜は煙草に火を灯けて煙が届くように見守る
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前髪を切っても生きていけるから明日もあるって信じて眠る
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音のない空間にはきみがいなくてLINEでここに召還してみる
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割れチョコをわれのチョコとだと奪い喰うきみの幼さ心で撫でる
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誰にでも眠りにつけぬ夜はある隣に愛しい人がいたって
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みつめたら照れるというから美しく長い生脚にくちづける
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破れてるジーンズの裾切り裂いてギターを買いに山の手に乗る
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箒星乗り回したらくちなしの香りけぶって仰がれている
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煮詰めてる林檎ジャムから立ちのぼる香りで恋をしてるとわかる
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太陽と平行に差す眼差しは強い力で心を焦がす
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みらくるを起こす涙をちょうだいよ標本にして飾ってあげる
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水でないところに産卵するとんぼ少し堕胎ににてると思う
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マシュマロを炙ってきみに差し出したくちびるとろんああむさぼりたい
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梅手折りポニーテールに挿してみたきみに散る桜は似合わない
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ぺしゃんこのコンビニのレジ袋ぐらい自由に生きて適度に死にたい
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恋を知り羽化したきみの抜け殻を潰さぬように布で包んだ
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ミルキーの包みを広げペコちゃんが十一個ある 告白しよう
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蝉取りをし過ぎて更けた日もあったふかふかの胸顔うずめつつ
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街中を手を引き歩く細すぎる手首を折らぬようにそうっと
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合鍵で入ればいいのにインターホン押して雛鳥みたいに待ってる
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星はもう薄く見えてて左手のすもも酒だけがからころ笑う
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寝る前に布団みのむしはいでやるふたりでみのに入りませんか
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すくいたい人も金魚もすくえずにふたりの心がやぶれかぶれで
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淡々と去年つけてたすもも酒を飲んで心の冷えを取る夜
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みちみちる想いが紺の紫陽花になってひとつふたつとひらく
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ドミノピザ回しすぎたら飛んでった、地球の回る速度が遅い
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天国に行けるとしたら幸せかわからない、こん、鍵落としてた
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今日からはたんほぽぽの根を掘っていい春なんてもう飽き飽きしたの
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一日に一回以上は大好きと言ってるからさそろそろ慣れて
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