とっちー
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投稿数
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今日もまた豪邸に住む演歌歌手が庶民の心を歌っているよ
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どんな絵も額に入れればよく見える 私を入れる額縁はないか
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僕はもう深海へ帰る 猫の座る落書きだらけの電車に乗って
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うらやましきものの一つに禿髪のよく似合ってるいきな男があり
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一時間早く起きると決意しも三日坊主で枕抱きしめ
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渋谷街 はしゃぐ少女にホームレス 光と影のショーウィンドウ
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脳みそが脳みそのことを考える いったい私はなにものだろう
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あのときが頂点だった日本国 猫が虎に勝った日露戦争
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突き詰めれば私は分子と原子からできているのだ アンパン食べたい
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犬猫が餌もらうのを待つように我も待ちたり定食屋にて
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漫然とテレビを見てる日曜日 元気がないのは秋雨のせい
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美女達に追われる夢を見るときの私はいつも寂しい男
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今日もまた元気に走る山手線 人を食らって人を排泄す
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むくわれない努力のあることを知らされる 飼い猫にお手を教えるとき
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寂しげに裸のままで立っている電信柱に北風は吹く
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やさしくて力強くて美しい 富士山のような男になりたい
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俺様が拾わなきゃとっくに死んでるよ 今日も飼い猫に恩をきせている
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白きなか 靴音響かせ ゆうらりと 君があらわれ 去ってゆく夢
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一匹の子猫を拾いてはや五年 家族の中で一番偉し
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家猫は熊のぬいぐるみくわえつつ ライオンのごとく我が前を行けり
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誰か僕に堅い鉄杭打ってくれ 右に左に揺れる心に
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自分史は最終章から書きはじめる 大霊界での幸福な日々
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禅堂で無念無想の顔をして金儲けのこと女のことなど
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大鏡の前に来てふと立ちすくむ よれよれの服くたびれた顔
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カツカツと音する靴で歩いてみよう背筋を伸ばして 老いてたまるか
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フロイトもユングもアドラーも探せない 私のなかのブラックダリア
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きむたくを長介のように描く楽しみ我らは知れり 似顔絵教室
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ひらひらと三十一文字がふってくる そんな気がする茜色あかねいろの空
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寂しさに耐えきれなくて若者はじゃらじゃらと鍵をぶらさげ歩く
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駅前でがなり立ててる候補者あいつらを駆逐するなら一票入れよう
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