Utakata
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とっちー
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都会では僕は名もないのっぺらぼう 地を這いずって蛇穴に入る
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間違ってこの惑星に流れ着いた いつまで経っても異邦人の我
8
私には青春時代 あったような なかったような これからのような
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いつもより理想に近いわたくしが映っている今日の鏡
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「おぎゃっと生まれたらもう高齢者だよ」八十八歳の
翁
(
おきな
)
は語る
4
自閉症、アスペルガー症、躁鬱病 どれも棲んでる私のなかに
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嫌いなのはあなたではない 僕のくせ僕の性格僕の鼻
4
動かないパソコンをまえに我はただ痴呆の如く阿修羅の如く
5
我彼の欲望のせて乱高下 株価チャートはジェットコースターより怖い
5
午前九時株価の画面点滅す 星空みたいな俺の戦場
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他人だが我が膝の上に座ればと言ってあげたい満員電車
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車内には七人座れと強制する鉄の棒二本 おまえが邪魔だ
3
ちょっとだけ冒険せんか空席の真ん中に坐る真昼の電車
7
頬と頬こすり合わせて愛誓う 迷惑顔の飼い猫たちと
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我が輩は誇りの高い猫である 虎のようには輪をくぐらにゃい
5
死ぬまでに一度はしたし猫のごと伸びやかなりし大なるあくびを
6
退屈な禅僧よりも痛快な海賊たちと語り合いたい
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禅堂で仏となりて座れども「ちーん」と鳴ればいつもの我に
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ようやくにマスターしたるバタフライ
蝶
(
ちょう
)
というより
鰻
(
うなぎ
)
のような
7
我がこころ整理できない鬱の日は ただひたすらに部屋を掃除する
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着いたのはがらんどうの近未来 木魚の音だけ鳴り響いてた
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ラ・フランスって洋梨よりも美味しいな そんな気がする言葉の力
5
理科室はいつの間にかに閉じられてゾンビの集う宴会場となる
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手の平をじっと見おれば じわじわと石川啄木になっていく我
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腐らぬよう冷凍室に放り込む 豚肉、魚そして思い出
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「なるほど」と言ってみてから考える いったい何に納得したのか
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もんもんと胸塞ぎたる鬱の日は 金子みすずの詩を朗読してみる
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ピラミッド築きし名もなき人たちよ 四千年が君たちを讃ふ
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ひそやかにへそくりを貯めるごと 吾は携帯に歌を入れおり
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医者の出す抗鬱薬は効かないが 愛の言葉が私を癒す
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