Utakata
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飛井衣奴
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むきむきの筋肉目指しごはん食べつけた体力冷房が吸う
2
寝過ごしたいやまだ午前つまり朝さあ朝飯と昼飯食うか
3
うまいんだ
他人
(
ひと
)
のつくったごはんがようめえめえよ友に感謝を
3
玄関をひとつ開けばお湯の中素潜りしては
水面
(
みなも
)
を探す
3
ようやっと涼しい風が吹くからと窓開け覗くくし切りレモン
3
あたたかいカーテン越しにわかる熱遮光と遮熱別物なのね
5
夏バテをねじ伏せるため食欲の指示に従う対策だから
3
外気温体温計の示す数おそろいだねと思わず笑う
5
常温で保存可能の食料を冷蔵するか迷う室温
6
飽き性の我ながらよく続いたよ
三十
(
みそ
)
一
(
ひと
)
文字
(
もじ
)
のうた
三十
(
みそ
)
一
(
ひと
)
つ
5
屋内も明いとあつくなるからさ薄暗くしてやり過ごす日々
3
ガムを噛む夜遅いのでガムを噛む味すぐ消えるガムを噛む噛む
1
灼けるよな陽射しを避けて隠れども潮垂るほどにころも重うに
1
寝て起きてごはん食べては寝て起きてごはんを食べる生きるはうまい
3
モーターのように鳴いてる虫の声お前のほうが先駆けだのに
5
飛ぶように月日は流れ過ぎてゆくいっしょにぼくも乗せてってくれ
6
ずいぶんと遠回りしてたどりつく負の感情は空腹育ち
3
お昼まで寝床でごろり寝ているが俺らの朝はこれからだよな
2
きみがいてぼくがいるまちこれからもきっともっとねたのしくなるよ
1
昼間から友達ん
家
(
ち
)
に集まってごはん食べてさゲームするんだ
3
カーテンを閉めても明い日中の陽気逃れて冷涼求む
2
どんどんとこころがにぶくなっていくきみきずつけていないだろうか
9
歯を磨き口を濯いでなお残る強さ習おかニンニクの
香
(
か
)
の
4
なのかごと絶えず聞こえるあの声は油たっぷり地を焼く音か
1
ひいらりとゆれるカーテン夢見てはちらり窓開けすぐのち閉じる
3
町内に響く放送ピンポンと音は届くも輪郭ぼやけ
4
風鈴のすずやかな
音
(
ね
)
で涼を得る風情夢見て扇風機をば
4
扇風機前に長らく落ちている蒸しニンゲンは一匹五円
3
川絶えず衣ずしりとなりにける
垂水
(
たるみ
)
もかくや
背腹
(
せいはら
)
の汗
2
ヂャッガリリ前歯がとらえ砕くのは胡椒の粒か卵の殻か
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