飛井衣奴
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ついさっき考えていたこと忘れ思い出したる達成感や
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あたたかい汁物飲んで思い出すわが猫舌を上顎べろり
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住処変え水源変わりきしみだす己以上に敏感な髪
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熱々の外と涼しく冷えた部屋往復しても整わないか
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どうしてかプラスチックを加熱してまだ見ぬ花のにおいただよう
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むきむきの筋肉目指しごはん食べつけた体力冷房が吸う
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寝過ごしたいやまだ午前つまり朝さあ朝飯と昼飯食うか
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うまいんだ他人(ひと)のつくったごはんがようめえめえよ友に感謝を
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玄関をひとつ開けばお湯の中素潜りしては水面(みなも)を探す
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ようやっと涼しい風が吹くからと窓開け覗くくし切りレモン
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あたたかいカーテン越しにわかる熱遮光と遮熱別物なのね
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夏バテをねじ伏せるため食欲の指示に従う対策だから
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外気温体温計の示す数おそろいだねと思わず笑う
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常温で保存可能の食料を冷蔵するか迷う室温
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飽き性の我ながらよく続いたよ三十(みそ)一(ひと)文字(もじ)のうた三十(みそ)一(ひと)つ
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屋内も明いとあつくなるからさ薄暗くしてやり過ごす日々
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ガムを噛む夜遅いのでガムを噛む味すぐ消えるガムを噛む噛む
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灼けるよな陽射しを避けて隠れども潮垂るほどにころも重うに
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寝て起きてごはん食べては寝て起きてごはんを食べる生きるはうまい
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モーターのように鳴いてる虫の声お前のほうが先駆けだのに
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飛ぶように月日は流れ過ぎてゆくいっしょにぼくも乗せてってくれ
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ずいぶんと遠回りしてたどりつく負の感情は空腹育ち
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お昼まで寝床でごろり寝ているが俺らの朝はこれからだよな
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きみがいてぼくがいるまちこれからもきっともっとねたのしくなるよ
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昼間から友達ん家(ち)に集まってごはん食べてさゲームするんだ
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カーテンを閉めても明い日中の陽気逃れて冷涼求む
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どんどんとこころがにぶくなっていくきみきずつけていないだろうか
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歯を磨き口を濯いでなお残る強さ習おかニンニクの香(か)の
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なのかごと絶えず聞こえるあの声は油たっぷり地を焼く音か
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ひいらりとゆれるカーテン夢見てはちらり窓開けすぐのち閉じる
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