Utakata
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のぎしり
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定形の日記なのだと思っています
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蜩も来ては彩る夏の間に無人になった隣家座る
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油蟬暑苦しいが主役来て短い夏の整った感
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陽に干した布団のように心地良い三十五度の万年床は
12
今朝起きて異時空間であるらしく戻るスイッチ探しては押す
9
水遣れば萎れた葉っぱむくむくとおお感動は風のいたずら
9
冷蔵庫なけりゃどうして取っとくの観音開き拝む猛暑日
8
味薄い煮物何日持つものか早く食わせて無くすと誓う
11
両方が良くないことだ猫の毛を梳きふと思う痛し痒しと
7
聞くだけで何度か上がるみんみんの初鳴く窓に首の汗ふく
12
この辺でそろそろ楽しこと欲しいとは言うもののあてはないのだ
11
べつべつに続けて二匹しっぽ踏む足がしっぽを探してるらし
8
心身のだらりんを取る薬らし忘れて飲めず暮れゆく途方
7
内容はまちがってない言い方にやや演出があるだけなのだ
8
ドタバタと
深夜
(
よる
)
騒ぐのは母さんと猫1と2とあとあれは何?
7
浴室の排水口に逃げてゆく泡美しく左巻きかな
13
日々来てたケアセンターの白ワゴン今日見る銀の葬儀社のバン
9
ほとばしるここからきれば?どこからも?納豆たれのしぶきは踊る
9
短歌など作る手際で組み立てりゃそこそこ出来るエクセルの式
7
猫げろを拭いくそ取り猫の毛を拾って捨てて日が暮れてゆく
6
猫トイレ中逃げ惑うゲジゲジを掬って放しやさしい私
8
殺すのに慣れてしまえば際もなく潰し続ける蝿蚊ゴキブリ
7
もうほんの先で停まってくれたなら家並みの影に入れたものを
11
藪露の景色も霞む草いきれ見上げる先の雲背負う虹
5
騒音やノイズではない
環境音
(
かんきょう
)
に割り込んできたあれは初蝉
12
悪魔等と戦うときはドラゴンを飼い従える必要がある
7
タンカーで運んで放つ首都の海みんな納得することだろう
5
何願う楽しく生きていけるよに世の安寧があればこそだべ
9
まいなひーまいなふまいなほまいなふたろう歌うよ笑っているよ
5
窓際に寝そべり過ぎる風を受くあっほうあほと郭公の鳴く
10
あおられてぱしゃぱしゃぱしゃしゃ壁の紙空気を泳ぐ今は北から
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