マンモス
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懐メロと妻子と友と時事ネタと仕事と酒と少しの孤独

示しあわせキッチンカーへまっすぐにクレープ買える親子夕映え
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日本語を母語とし生きる運命とて歌は人なり弥生めでたし
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残り湯を吸わす介護の洗濯機気道確保に手を添える朝
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紅々と映画のように日は昇り再生された記憶は燃える
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半月や中途半端な我睨み貴様は貴様の道を生きろ、と
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おしっこが歌うたってるチャプチャプと子供便座で向かい合う三歳きみ
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欲してた言葉俄かに手繰り寄せ乾いた土に水染み渡る
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半生記生きた証が愛おしく我が子応援するかの如く
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狂おしい生をぶつける恋人は血の味がする接吻交わし
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肩書を外して見えた人のつら宮中選者は仙人じゃない
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閏年大谷翔平唐突に結婚した、と狙っていたの?
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品書きを読む前「餃子頼むか?」と問われ頼む気失せる中華屋
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門外漢手出しの出来ぬ立ち合いはアキレス腱など伸ばしてみたり
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サービスと付けて何かとオンライン出生率は最低記録
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抽象画のような不安に苛まれ生きてく強さ試されている
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「渋滞が始まる前」と風花に背中押されて家路を急ぐ
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半分も齧ったけれど人生って分かったような分からない味
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物語世界のように切り株に腰を下ろして巡る公園
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冷凍の在庫置き場を出た先の春工場の月はまだそこ
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覆水は盆に返らず封入をしてから気づく元号違い
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待っていた帰りの遅い妻子らを出汁は鍋からうどんに代わり
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先立たれ追慕の歌に祖父重ね 河野裕子と永田和宏
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アイドルや芸人よりもユーチューバーヒカキンだけは「さん」付けで呼び
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荷台から自転車降ろす冬の雨無言の娘送る父の背
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この瞬間生きてることはもう過去で刻んで登る三十一の坂
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霜焼けの足を素直に投げ出して薬塗る日々いつか愛しむ
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不規則な雨音響くトタン屋根勝手知ったる無人セキュリティー
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気がつけばマシな靴下二足だけ雨で出番の二軍三軍
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整備士が癌で亡くした友偲び車も人も検査早めに
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カレンダー一月の絵が好きすぎてめくれずにいる三歳きみの専用
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