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落日平民
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万葉の歌人に倣い人生を優雅に送る術を学びて
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定年後 遊んで暮らす はずなのに 妻は許さず 働けと言う
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Beatles 64に なった時 そんなソングが 心に刺さる
1
日が沈み 茜色にて 染まりたる 西空を見て 背筋が凍る
3
目も覚めず 空虚な世界 貪れば 時は無残に 粉々になる
3
現実の 下らなさには 閉口し 夢から覚めぬ 人が集まる
2
選択を 迫られ右と 答えつつ 左へ向かう 愚かな末路
4
人生で 空虚なことが 多ければ 多いほどまだ 子供に過ぎず
5
人は皆 愛されるよう 欲すれば 愛することを 怠るなかれ
4
死ぬことを 恐れるなかれ 復活を 信ずるならば 罪を恐れよ
1
年取らば 残りわずかの 人生を 愛おしさにて 抱きしめすぎず
3
暑ければ 涼しい風を 追い求め 冬は籠りて 年取るばかり
3
夕闇が 迫る畑に メロンなる 恐るべきかな 神の創造
4
信仰を 馬鹿にする人 多ければ 神の恵みも 分からずじまい
1
そこかしこ 神の導き 感じれば そう簡単に 罪は犯せず
4
行く手には 神の愛ある 恵みあり 罪から逃れ 求めよ真理
1
人生を 愛し尽くせば 魂の 浄化が起こる この世の奇跡
1
死ぬことを 考え買った ロープ持ち バイクに乗った 少女を救え
1
ぶつぶつと 言葉を吐けば 毒ばかり 愛もなければ 正義もあらず
1
長き時 人の個性は 築かれし 動かざること 岩のごとし
2
冷たくも 人の心は 石のよう 固くねじれて 一歩も出せず
3
生きてれば 満足行かぬ ことばかり 死ぬ気になれぬ 女々しき男
2
船山の 橋のたもとの 銀杏の木 切られ残れり 一粒の種
4
この世にて 何を信じて 生きるかは 人の自由と 言えばそれまで
4
ダーウィンの 空想科学 信じれば 人の尊厳 獣と同じ
1
人間は 猿の子孫じゃ ありません 神の子孫と 言えば笑わる
2
永遠の 幸せなんぞ あるもんか そんなあきらめ 聴こえてきそう
4
人々は その日その日の 幸せを 追い求めてる スマホ片手に
4
結婚を しない若者 増え続け 同棲しても 子供作らず
2
妻にして 年取るごとに 小言増え 謝る方が 時の節約
5
大雨が 降った翌朝 畑には 行きたいような 躊躇うような
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