Utakata
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無のくせに担ぐと重い 無駄だとか無意味だとかね そういうものは
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一瞬の苦痛というには長すぎる時間と感じるような設定
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眼を閉じて出所不明の光など見たくないから眼を開けている
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夜霧なす生殖不能の生殖器としてのソメイヨシノの万朶
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そういえば君が残した落書きの・が彼方を見ている 今日も
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良い敵を作るといいよ 物理では倒せない長持ちする敵を
3
少しずつ透き通ってゆく爆弾を抱いたまま死ぬまでは生きよう
2
ほっとけば群れて分かれるものらしい色を揃えたりもするらしい
1
社会性、その完成度を語るなら蟻の足元にも及ばない
1
お互いにパニック映画のモブとして逃げてゆく方向が違った
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概念を撃ったが個体くらいしか死ななかったという事例集
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いや、王よ、殺したいのは別にそのあんたっつう人間じゃないんだ
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気づいたら「国民」にされていたこと 割られて赤く散る西瓜の身
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国があり王がいるこのクソだりぃゲームの中の朝に目覚めた
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とりあえずあなたはいるということに、そして世界はあることにする
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私は、と言うのはいつもおまえからずれ出しているおまえなのだよ
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情報の砂塵にかき消されながら、とはいえそこにいるらしい人
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折りたたみ可能なようで一定の体積を占め続ける体
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まだ雨が降る世界だし まだ一つずつ壊れうる個体があるし
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私という何かしらがある幻想を維持するために昼飯を食う
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しかしその血を数分間止めたなら復元不可能になるデータだ
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言葉という街の埃に似たものが降り積もりある日私になった
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どのへんを爪で剥がせばいいのだろう 視界ではない世界が見たい
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どこまでもここから遠い身体に比喩として手をさしのべている
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身体があなたとわたしを絶対に隔ててむかいあわせてくれる
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笑うしかないほど解りあえないが人がいるとはそういうことだ
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霧さえも見えていないということを互いに指摘しあって笑う
1
そう、ちょうどリモートでつながりながら誰も外には出られない部屋
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一通り娯楽は揃った四畳半のような脳に住み慣れている
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今ひとつ使い勝手のわからない脳だと私の脳は言います
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