Utakata
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「土に根ざす」とか人間が言っている。言語はかくも比喩を愛する。
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「家族にはなれない。せめて蘚苔のレベルに達していない限りは。」
1
「もし仮にウミウシ式の体なら繁殖する気になれただろうか」
2
「夫」とか「妻」とか呼べる人をもつ人たちの国でしたねここは
5
見回せば周りがみんな既婚者で、鯱の魚影が横切ってゆく
3
高慢に見えないように卑屈にも見えないように座る練習
13
わかりやすい肩書が足りない分を笑顔で埋めざるを得ぬ日もある
3
どこまでは話していいか脳内の発火が加速してゆく「雑談」
7
「選ぶしかなかった」という選択がそれでも選択だった夕虹
7
「選択としての病は選択であって病で、それだけのこと。」
1
誰よりも元気な死者になりたくてなり損なった人がここにも
3
生きたくも死にたくもない人たちがランダムに死に、生きている今日
4
片付けてもらう分岐もあったのに片付ける側に来てしまったな
3
炭酸の泡のはじける後先は見つめていても測れなかった
4
新入生歓迎コンパで飲酒して死んで悼まれるような果報
1
「人よりは花、花よりは砂」などと大声で言い出さないように
2
人体の見分けがうまくできなくて、暗殺とかは無理だと思う。
6
「すみません。目が悪いのであの桜、何かのボカシにしか見えません。」
2
同じ春でもないくせにまた来たというような顔をして来やがる
6
戻らない時間の中で春などが繰り返すように見える不具合
3
春だからといって安易に咲くなよと言っても通じる桜ではない
5
その花はお前のためには咲いていない。何かを語っていたりもしない。
7
植物を擬人化するより人間を擬植物化して眺めていたい
5
否定形でしか名乗れぬのはつまり、既存の
語彙
(
社会
)
が悪いのである。
2
どっちかと問われてどっちでもないと答えるたびに増えてゆく●
3
すばらしい共同性を発揮してみんなで一緒に敵を作った
3
集められビンゴゲームをさせられたある日の思い出のような悪夢
1
「好きな歌だから一人で歌います。周りに誰もいない所で。」
2
要するに選択肢が限られていた環境依存の感動だった
2
並ばせて大声を出させたりする自治体主催の啓発セミナー
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