南野繍眼児
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ミナミノメジロ

満月や今日のお空は晴れ舞台 千年現役 僕らのアイドル
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「美しさ」言葉で描けば描くほど欠ける気がした、今日は望月。
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少し緩い祖父の形見の礼服を通り抜けていく十月の風
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「ねえ見てよ 月が綺麗ね」「⋯⋯それはほら、一面だけしか見せてないから」
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赤、緑 聖夜を彩る信号機 スーツ姿のサンタを見守る
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孤独には9%パーくらいが丁度いい 飲むアルコール、勤しむ消独
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顔を上げ壁を乗り越え見下ろして一歩踏み出し世界は逆さ
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この世界 愛の不足で飢えるなら 僕はとっくに餓死してるでしょう。
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生きるため最低限でもF難度 人は賢くなりすぎたのか
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貴方の所為 融けた心を削り取る ラクレットみたい笑っちゃうよね
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紅や黄の化粧を落とす通り雨 季節の移ろい しとしと告げる
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言の葉が枯れ落ち静寂しじまが澄み渡る 白い溜息 ひたひたと、冬
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時の流れが無理やり僕を急き立てる ただふわふわと生きてたいだけ
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感呪性ばかりが育つもういっそ全てに対して目を塞ぎたい
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名残り惜し 転がる煙草の燃えさしは 今日の私のヤなことの数
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「遮交的」こんな言葉を振り翳す 加えて私は斜構的です
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万葉の「孤悲こひ=恋」の感覚 時を超え 受け継いだような午前四時前
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真夜中のカップを満たす小宇宙 スプーン一杯 星を沈める
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家族愛その隣には希死念慮 見知らぬ貴方は 幸せでいて
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丑の刻 アイデンティティがない僕は 三十一字に何を残すか
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ごめんなさい。家族の顔を浮かべ書く「先立つ不幸お許しください」
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生きててもきっと異物に過ぎないから死んで世界とひとつになりたい
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