Utakata
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愚息
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五十音 愛の終わりで待つものは 感謝の恩か 恨みの怨か
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「死にたい」とツイートする矛 Amazonで徳用サイズのチョコを買う盾
25
朝露に君の笑顔が煌めいて乱反射するカレイドスコープ
3
告白の前に一拍深呼吸 呼気の成分「好き」は何割
1
脳からの
電気信号
(
パルス
)
を心と呼んでいる無責任かつロマンチックに
2
サイダーの瓶越しに見るスカイツリー 満月をそっとビー玉にして
5
「人間に向いてないから猫がいい」見え隠れするヒトの傲慢
2
カッターで腕に刻んだ五線譜を紅く滲んだ音符が滑る
0
肌寒い六畳一間に忍び寄る泥棒みたいな夜明けの光
3
散る花の連なり流るる花筏 漕ぎ出す君にどうか幸あれ
2
辛い世を生き残るため 幸いの横棒一本
他人
(
ひと
)
から盗む
2
満月や今日のお空は晴れ舞台 千年現役 僕らのアイドル
0
「美しさ」言葉で描けば描くほど欠ける気がした、今日は望月。
2
少し緩い祖父の形見の礼服を通り抜けていく十月の風
0
「ねえ見てよ 月が綺麗ね」「⋯⋯それはほら、一面だけしか見せてないから」
5
赤、緑 聖夜を彩る信号機 スーツ姿のサンタを見守る
2
孤独には9
%
(
パー
)
くらいが丁度いい 飲むアルコール、勤しむ消独
3
顔を上げ壁を乗り越え見下ろして一歩踏み出し世界は逆さ
0
この世界 愛の不足で飢えるなら 僕はとっくに餓死してるでしょう。
3
生きるため最低限でもF難度 人は賢くなりすぎたのか
1
貴方の所為 融けた心を削り取る ラクレットみたい笑っちゃうよね
2
紅や黄の化粧を落とす通り雨 季節の移ろい しとしと告げる
4
言の葉が枯れ落ち
静寂
(
しじま
)
が澄み渡る 白い溜息 ひたひたと、冬
7
時の流れが無理やり僕を急き立てる ただふわふわと生きてたいだけ
3
感呪性ばかりが育つもういっそ全てに対して目を塞ぎたい
5
名残り惜し 転がる煙草の燃えさしは 今日の私のヤなことの数
1
「遮交的」こんな言葉を振り翳す 加えて私は斜構的です
5
目を閉じて筆を携え「一匹、二匹…」 墨で記すは真白い
筆字
(
ひつじ
)
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万葉の「
孤悲
(
こひ=恋
)
」の感覚 時を超え 受け継いだような午前四時前
6
真夜中のカップを満たす小宇宙 スプーン一杯 星を沈める
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