Utakata
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りっとう ゆき
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袋いりません 言葉もいりません 果実抱えて歩くばかりだ・
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きみの言葉はぼくに軟着陸してぼくの知らない石を見つけた・
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月揺れぬ奇なる川底更けし星けふこそ別る泣き濡れ行きつ
(
つきゆれぬきなるかわそこふけしほしけふこそわかるなきぬれゆきつ
)
(回文短歌)
5
薔薇咲かず悲しみの夕まやかしか山冬の見し泣かずかさらば
(
ばらさかずかなしみのゆふまやかしかやまふゆのみしなかずかさらば
)
(回文短歌)
5
実を食べたアダムとイヴはこのままじゃ終われないってバンドを組んだ・
0
飲みの席そっと抜け出し階段に座れば宇宙旅行のポスター・
1
盛夏の候、みなさまにおかれましてはますますはじけるみずいろソーダ
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あの春にぼくらが投げた青林檎 まだ雲に引っかかったまま・
1
ひとびとの涙がとても重たくて逆さに廻り始める惑星
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屈折率 おれが勝手に恐れてたこんな小さい蜥蜴一匹・
2
マンモスの背中に乗ってほろびないほうの世界を見に行くふたり・
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新幹線に乗ってるぼくじゃない新幹線に手を振ってるんだあの子は・
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飛びたいと思うけど飛べるとしたらこわいと考えてるペンギン・
3
ぼくはまた自分の糸に絡まって行き交うものをただ眺めてた・
1
思い出を波がさらってその光ばかりが水平線でまぶしい
1
秒速299793kmで届く「さよなら」・
2
チャットボットはえんえんループするばかり 答えが出ずに夏が過ぎゆく・
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にじむなよ、東京タワー 忘れたいことだけ優しく忘れたいんだ・
2
これは雲これは心臓だけどほら、なんだかんだで同じ手ざわり・
6
世界中の愛をほしがってる彼がコートのボタン開けたらねこが・
2
隠し持つ青い小びんのサイダーがいっそあふれて龍になるなら・
1
従業員通用口を出た彼がカラスになって消えた可能性・
6
だけどまだ続くとばかりFINの文字蹴って女優は画面の外へ
3
「雪だよ」と画像送れば「こっちも」と雪がっせんの始まる夜だ
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「酔ってない、怒ってないし泣いてない」三角コーン抱きしめるひと
3
「お客さま、リュックがさびしがりますので前に抱えてご乗車ください」・
3
真ん中に何もないって気づかずに踊り続ける奇妙なお祭り・
4
宇宙服脱いだら他人事だった景色がせまってきて、めまい・
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路地裏のアロエがのびてのびてのびて真理をさがしうごめいている・
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沙羅双樹 裏に咲いてるかもしれないけど裏に見に行く機会がない・
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