Utakata
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りっとう ゆき
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「とりあえずやってみな」って太陽の塔のどれかの顔が言ってた
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ねえ過去が今じゃないなら今も今じゃないみたいだよ、きみも桜も・
2
ぼくのため嘘をついてるきみの頬にひらひら桜の花びらひとつ・
1
ひとびとは世界の果ての桃色の空を撮ってた、儀式みたいに・
3
手のひらを太陽に透かしてみれば散らばる、憂鬱も幸福感も・
2
概念からこぼれたものがあちこちで光っているよ 見える?見えない?・
1
もうずっと完成しないこの駅の仮設ホームで惑う春風・
0
焦燥感極まり深夜、幻想即興曲のように走った・
0
約束を忘れて二人みずうみを見てる 世界が更新される・
1
寝返りを打てば再構築される街に立ちジンジャーエール飲む・
0
あきらめと期待のあわいに春の雨 傘もささずに待ってるだけだ・
1
星空をきみと歩いて現在地情報をもう取得できません……・
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運命の赤い糸 白い糸 青の糸 鉄塔に絡まったまま・
2
「またいつか会おうね」のあと脈絡のないロケットの絵文字。それきり。・
8
「さがさないで」そう言いながら無意識へ落ちてく少女 きみはぼくなの?・
1
「しゃくねつ」と言うくちびるにキスしたらざらざらと金星のさびしさ・
4
「ぼくはね」と言ったきりもう眠ってる人の指から真砂こぼれる・
2
いらっしゃいませと言いつつ店員はレジの向こうの砂漠を見てた・
4
見上げたらみんなつられて見上げてる ぼくが勝手に描いた夕焼け・
6
ねじひとつ落としてたって気づかずにこんな銀河を歩いてたのか・
3
ゲシュタルト崩れて電光掲示板のひかり一粒一粒が星・
6
9番の番号札の呼ばれない待合室も刻々と秋・
5
罪悪感抱かせてるって罪悪感からきみに差し出すチョコレート・
1
花びらが首長竜の背に落ちる こん、とグラスの氷が動く・
3
つくられてまた壊されるコンビニの前で深夜に抱きしめ合った・
1
追いかけてほしいみたいにたてがみをきらきらさせて一角獣は・
2
きみが見た夢の話を聞きながら卵を割ろうとして割れない・
1
お客さまセンターの長い保留音ふっと遠のきわた雲の上・
1
公式をひとつ覚えてひとつ忘れて見上げた星 どれがほんもの?・
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ミュージシャンは無数の蝶を放った、まだいまは言いたいことが言えない、と・
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