Utakata
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りっとう ゆき
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2024年12月中旬に『りっとう ゆき 歌集 こぼれ落ちた夢がすこし燃えてる』をAmazonとBOOTHで販売予定です。(税込1000円+送料)
よろしくお願いいたします。
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列車遅延 とけたバターのような朝きみに借りてた本を読んでる
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どうにでもなれと134号線走ればクジラが追いかけてくる・
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捨てられたあのテーブルが支えてた生活ってなんだったのかなあ・
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校庭のスプリンクラーの虹の中 はしゃいでるぼくと見てるぼくとが・
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雨音で目覚めたはずが晴れていてわけがわからずきみに電話を
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きみが目を離したとたん月がとけてまた月になる話をしよう・
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月の月の始まりの月のいない夜 古い日記を残らず燃やす・
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ここじゃない改札を出てここじゃない場所に立ってた、気がした五月・
1
小数点以下の感情四捨五入なんてできずに黙りこむしか・
3
だれもいない車内にアナウンス流れる もう少し遠くへ参ります、と・
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灼かれてもかまわないってねえきみの幸いがぼくの幸いなのに
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「永遠が今夜この町に来ますのですべての窓を開けてください…」・
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なくなったはずのファミレス薄暗いテーブル席にみんな一人で・
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洗濯を終えた洗濯機が夢想してる永劫、宇宙、輪廻など
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透きとおる夜に雨雲レーダーがきみのほんとの涙とらえた・
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歩道橋渡れば次の季節が来てしまう 置いていくものばかり・
1
Amazonのカートにずっと入ってて忘れられてる永遠の愛・
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するすると必然性のすべり台下りたらきみにいてほしい、です
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ブランコが揺れる範囲で好きでいる、だってそれ以上は飛んでしまう
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一晩中騒いだあの子が笑わない魚になって眠る 朝凪・
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少年はひたすら走るためだけに走る 寝転ぶ 夏草になる
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「景観を損ないますのでこの場所に意味を置かないでください」・
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量的緩和質的緩和綺羅星があふれ返って真昼間のよう・
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だからってどっちがどうってことじゃなく違う軌道の彗星たちは・
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追われてるのか追ってるのか 未来 靴ひもはまだほどけたまま・
1
この花はだれかを忘れてしまうとき咲くのでしょうか、あまりにも赤・
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対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースが拗ねる夜・
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熱狂がぜんぶ落ち葉になって夕暮れ 上着を持ってくればよかった・
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きみからの褒め言葉だけ置きざりにされてごうごう風に吹かれて・
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まるまって直立不動でうつぶせで これはどういうシステムですか?・
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