Utakata
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だお
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だおだお〜
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春先と秋口豊かに揺れる麦風吹き散り舞う二毛作
3
大丈夫明日僕らは眠るから今だけ少し走ってもいい
7
雪道に残る足跡目を凝らし知らない犬に思いは馳せる
9
シリアスな黒い瞳に映っているわたしの利き手と焼きささみ
4
毎食後出されたお薬飲むことをそこそこ忘れる
My
食後
4
車窓から研ぎ澄まされし犬センサー見つけた違うな親子連れ
3
街歩く通る犬々皆可愛い帰ればうちの子一番と
8
南方の出窓陽が差すこの家は君を中心に回っている
6
暖房と灯りをつけて夜に出かけるよく眠る犬のいるまに
3
じゃあまたねお別れすると降ってくる街並みの雨淋しさの雨
7
未来予知私の姿よく見えるホワイトデーに申告書類
3
常識はあるけど従わない君のまつ毛さらにとがってささる
3
家中の暖かい場所めぐったら必ずどこかあなたの寝床
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散歩する道幅ずっと広くても縁石のうえ君のゆく道
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大さじと小さじを下げて使うのによさげな
S
字フックがもう無い
5
犬になりたい朝起きて食べて遊んで愛されてうんこをしたら拾われるけど
4
にゃんにゃんにゃんただそれだけで良い今日に通り歩けばひとひとひと
3
暖冬の雪解けの頃なのにジモティーの返事誰からも来ない
5
はやすぎるスピードあげて去ってゆくリード離れて自由なる犬
5
ふりかえるふりかえるふりかえるふりかえるふりからふりかえるふり
5
もふもふで足が四本あればワンワンそうねネコともいうんだよ
4
水たまりみたいな今を 海みたく広げる 皆
(
みな
)
がおよげる海に
6
片足で立って靴下履けるのは今だからできることだと踏みしめて
6
くらがりや布ひと切れに浮かんでいく昨日のような君の面影
2
八月は蝉降る夜の真ん中に居ても立っても光速の雨
2
花々と四角画面の人々と悲しいニュース 今朝の
夏雨
(
なつあめ
)
4
はなしたり かたりあったり したたかに 生きていこうね ぼくらのここで
7
旅先の二日目朝の靴下に今はもう居ぬあの子の抜け毛
6
早朝に起きる私とタイムライン先に寝るのはどちらなのかと
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チロルチョコの包装を分別して捨てられるかが人生の岐路
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